夏ドラマが次々始まっているという、いささか間の悪いタイミングで2022年 春ドラマの雑感です。
1)「元彼の遺言状」
ヒロイン・綾瀬はるか 助演・大泉洋
▲「元彼の遺言状」
綾瀬はるかがやり手弁護士に扮し、難事件を次々と解決するというドラマでした。
「元彼の遺言状」という事件だけで、11回も持つのだろうか?という素朴な疑問は初回・2回で解決、氷解し、舞台は東京へと展開。
結局、なんとか最終回まで見ましたが、正直言って、今シーズンのドラマの中でも極めて印象が希薄なドラマでした。
公式HPで見直さないと、ストーリーを思い出すことができませんでした。
ただ、フジ系のドラマは総じて映像が綺麗で、当ドラマもその印象はありました。
2)「恋なんて、本気でやってどうするの?」
ヒロイン・広瀬アリス 助演・松村北斗
▲「恋なんて、本気でやってどうするの?」
家人からどうしてもと言われて視聴していたドラマです。
ドラマ開始早々、朝ドラの稔さんと絹ちゃんが同衾するというたまげた展開で、個人的にはこれに衝撃を受けました。
その他は取り立てて印象に残ったシーンもありませんでしたが、飯豊まりえが好演していて印象がとても良かったです。
最終回、香椎由宇のカミングアウトはそれまで一切それらしい伏線がなかったので、驚きましたが、最近のドラマはそんな要素を入れないと制作できなくなっているのでしょうか?まるで不要なシーン、としか思いませんでした。
当ドラマも映像はきれいで、こちらは高評価します。
3)「受付のジョー」
主演・神宮寺勇太 ヒロイン・田辺桃子
▲「受付のジョー」
Jのファーム枠であまり外れのない不思議なドラマ枠です。
当ドラマもなかなかきっちり作ってるあるなあと感じる好印象ドラマでした。
主演は映画「うちの執事の言うことには」で有り得ない下手くそぶりを世に晒してしまった神宮寺勇太ですが、今作は特に演技に破綻なく、無事に主演を務めることができました。
なかなか感心したのが、ジョーくんの主導する受付の無人化が進捗するに伴って、受付の機械がそっと更新されていて、無人化がすこしづつ進捗していることが理解できるようになっており、スタッフの本気度と優秀さが垣間見えるように感じたことも好印象でした。
ただ、最近のお仕事ドラマにつきものなのか、メンタルを病んでしまう「良い人」が出てくることが唯一の不満でした。
それがなければもっと面白かったのにと思わずにいられません。