入所１周年、

４月２２日（木）

Ｎ病院からこの療護施設に入所して１年になりました


夕食時、夫から『入所して１周年だ』と言われるまで、
夫がここに入所した日はすっかりと抜けていた。

家族の誕生日、結婚記念日、は完全に覚えているのに・・・



毎日のリハビリ訓練が１日の大半の時間だったＮ病院、
機能の回復は目に見えてと言うわけにはいかなかったが。
ＯＴ，ＰＴ、ＳＴの先生たちに全幅に信頼を持って日々を送っていた。

暗く長い病院生活ではあったがＮ病院で同じかそれ以上に障害を見て、
『俺より重い人がいるんだなあ』と目を他に向けられるようになった。






施設入所に拒否反応が著しかった夫。
夫には突然だったが施設が開き次第の入所は前々から決っていた事で、
退院通告だけを聞いた夫は『俺は見はなされた・・・』と呟いたっけ。
患者としての病院生活から日常生活の場所となった施設。


入所して１年。
リハビリ訓練がないに等しいこの施設を夫は『最悪』の場所と言ってる。

自分では何一つ出来ない夫だが

『考えたり話したりすることは出来るのだから』と偉そうに上から目線では言っても、
夫の身にならなければ絶対に分かり得ない事だと思う。

だけどその中でいかに住みやすく生活しやすいように持って行くか、

そこが、あんたの頭を使う処でしょうが

いつまでもくよくよしてたって楽しくなんかないよ。


入所１周年に当たって渇を入れました。