![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/51/3f2ef42541442a8717a3652c68987201.jpg)
ネームバリューは拮抗。大陸予選はブラジルが断然上。本大会予選リーグの内容もブラジルが上。決勝トーナメント1回戦はフランスが上。ここにきてフランスが上に這い上がったんですが、監督のレベルがブラジルの方が断然上。と言うことで、よほどフランスの選手個々の状態がベストじゃない限りブラジル優位は動きませんね。
応援しているジュニーニョが先発しているので、ジュニーニョは個人的に応援。フランスはアンリとマルダがお気に入り。出来ればサブにいるドラソーとディアラが出てくれば尚嬉しいだろうな~
ブラジルもフレッドが出てきたら大喜びなんだけど(苦笑)
と言うことで結構お気に入りの選手が入り交じっている両チームの対戦。本来だったらブラジルに負けて欲しいんだけどね。ジュニーニョが出てるので複雑だな~
試合開始。双方、落ち着いた立ち上がりで、押さえるべき選手は早めのチェックが効いています。フランスはやはりジダンを経由してボールを配球したいようで、開始早々からジダンがボールに触る機会が多いですね。フランスの守備陣はブラジルの中央突破一辺倒をBAで確実に潰しています。
ブラジルは左サイドのFKとCKはジュニーニョが、右サイドはロナウジーニョが担当するようで、本日はジュニーニョの露出度が多いはず。
10分経過。終始落ち着いた展開。嵐の前の静けさ状態ですね。ちなみに福岡市内は大荒れの天気ですけど(苦笑)
12分。左サイドで起点作りに成功したフランスがクロスボールを多投してチャンスをメイク。13分。右CKはジータがパンチングでクリア。
この時間帯はブラジルのDFの寄せが異様に遅いですね。お陰でGA内にも拘わらずフランス側にボールがこぼれることがあります。
段々、フランスがボールを支配。中盤でボールを丁寧に繋ぎ、それに対するブラジルの寄せが遅い。持たせてるのかもしれませんが、ブラジルがそんな試合をするはずないですからね。やはり出足が遅いんでしょう。
20分経過。出足の遅いブラジルを相手にフランスの優位は変わらず。右はマルダ。左はサニョルが起点になっています。
サニョルがあそこまで上がれる状況からもブラジルが守勢だというのが判りますね。
ブラジル相手に呑んで架かれるチームは少ないですからね。やはりビックネームは違いますね。ブラジルはアウトサイダーとばかり対戦してきた事で、トップギアの入れ方を間違えている感じです。
25分。とても良い位置でファールを獲得。フランスはジダンがFKを蹴りそうですね。
直接狙える距離ですが・・・・精度が超悪でした。あれならアンリに蹴らせた方が断然良いですね。それでも今日のジダンの動きはキレがあります・・・
27分。右CKはマルダが蹴ります。ニアに走り込んで・・・クリアされました
30分経過。今日の主審は良いですね。試合の流し方が上手です。
31分。再び右CKを獲得。そろそろセットプレーで決めて欲しいですね。
32分。リベリーが中央に切れ込んでファールを貰いました。ジダンからビエラ・・これもクリア
37分経過。試合を完全に支配したフランス。出来ればこの展開の中で1点先制したい。そしてカフーからファールを獲得。
本当に多いセットプレー・・・とにかく1点を!!・・・マルダの頭にあいましたが、枠に飛ばず。ちょっと勿体ないですね。
40分経過。試合の流れを掴んだフランスですが、如何せんシュートまでいかない。ちんたらしているとペースを失いますけどね(苦笑)
43分。ジダンから始まったカウンター。ジダンが華麗に2人を抜き去り、高速で駆け上がってきたビエラにパス。ビエラの独走をフアンが止めました。ボールにいっていましたが、スピードがあるのでそのまま体に入ったように見えちゃいましたね。仕方がないイエローです。そのFKをアンリが蹴ったのですが、ロナウドが手で弾いたという理由で、再びファール。GAライン上でFK。これは決めたいですね。そして再び壁に当たりました。
前半終了。ロナウドが主審に食ってかかってます。気持ちはわかりますね。あの程度でファールを取られたら壁に立ってる奴はジャンプの時、手も動かせないですよ(苦笑)
とにもかくにもフランスは試合の流れを掴んだにも拘わらず枠内に飛んだシュートが少なすぎ。いや、それ以前にシュート自体が少なすぎですね(苦笑)
ブラジルは中央一辺倒になりがちだった今までの攻撃パターン。これまではアウトサイダーで格落ち相手だったので上手いこと決まっていましたが、ギャラス、サニョル、アビダル、テュラム、マケレレ、ビエラのビックネーム相手には通用しませんな(笑)
ちょっと気がかりなのは、せっかく先発したのにジュニーニョが全く目立たなかったこと。完全にジュニーニョのサイドをリベリーとサニョルにやられっぱなしだったので、後半はピッチに立ってないような気がします・・・
後半開始。いきなりジダンがファールを受け、直ぐにFKを蹴ります。
完全にフリーな状態でヘッドが出来たのですが、左に逸れます。勿体ないな~ビエラ
2分。ブラジルがロナウジーニョの右CKから始まって右で起点を作ります。そして二度ほどクロスが面白いところに・・・・バルデスのあたふたぶりが目立ちますが(笑)・。。取りあえずピンチにはならず。
バルデスは前半仕事がなかったので、試合に入れていない感じですね(苦笑)
11分。マルダが粘ってファールを獲得。それをジダンが蹴ります。
これだけセットプレーが多いんだからそろそろ決めてくれよ(涙)
そして遂にアンリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブラジルの守備・・フリーにさせた選手が多すぎです。アンリだけじゃなく数名がフリーでした。先ほどのオフサイドトラップが成功したので、またやったんでしょうか?
余りにも嬉しすぎで、詳しく観なかったですね。ジダンが蹴った瞬間、外にいた12番の背番号がドフリーで居るのが判りましたからね。アンリまで流れれば絶対に点が入ると思いました。素直に嬉しいな~眠気に襲われそうな展開が続いていたので、これで試合が動く!
15分。リベリーが左から見事な切り返しでDFを振り切り角度のないところからシュート・・もうちょっとでオウンゴールのような流れ方でゴール右ポストをかすめていきました。これが決まっていたら勝負有りだったんですが・・・
17分。ジュニーニョout→アドリアーノin
これは仕方がない。ジュニーニョ何も出来なかった。でも、これで純粋にフランス応援になれます(笑)
ブラジルは、これで普通の形に戻ります。後半開始からでも良かったんじゃないかと思いますが、後の祭りですね。
さて、そこからブラジルの動きにリズムが出てきました。
お陰で、試合のスピード、攻守の入れ替わりが激しくなりました。これで眠気が完全に吹き飛びました。
カカが生き返りましたね。全く目立たなかったんですが、やっとパスの出してなれましたね。アドリアーノもボールをキープしてくれますし、これで本当にフランスのDF、MF6人とロナウド、アドリアーノ、ロナウジーニョ、カカのカルテットとの鬩ぎ合いが楽しめそうです。
24分。ロナウドがGA内に進入して、自らシュミレーションっぽく倒れます。当然、笛は吹かれず、クリアボールがアンリに・・アンリが粘ってリベリーが長い距離を走り込んできたのに合わせてパス。ジータが間一髪でクリアしました。
26分。今度はアンリがGA内で倒れます。当然、これも笛はありません。
カウンターに入ったブラジルですがロナウジーニョがボールを失い、そこからリベリー→アンリでミドル。これはジータの正面。
27分。フランスがジダンを中心にゆっくり攻めます。しかし、途中でブラジルの網に掛かります。そして、カウンター
カカの動きをオブストラクションで止めたサニョルに1枚目のイエロー
30分経過。ブラジルはアドリアーノが入って、ロナウジーニョが少し低くなったことで、攻撃に躍動感が出てきました。しかし、今のところ決定的なチャンスは訪れていません。フランスのDFラインが見事です。
フランスは、ブラジルに持たれる時間が増えましたが、これは計算の内。攻撃をアンリとリベリー2人で演出していますが、それでも最後までいきますので素晴らしいですね。
31分。ブラジルが2枚目の札を切ります。カフーに替わってシシーニョです。
同じ時間にリベリーを下げてゴブに替わります。
まず、リベリーはお疲れ様でした。あれだけ走ったんです。本当にご苦労様って感じですね。フランスはトレセゲ等じゃなく守備も出来るゴブを投入したことで、役割的にはリベリーと同じようなことをさせるんでしょう。
ブラジルは、カフーを替えてシシーニョですが、活きの良さを買ったのか、カフーの動きが悪くなったという判断なのか判りません。てっきりロビーニョを投入するものと思っていたので以外でした。
33分。カカに替えてロビーニョが入ります。やっとカカの動きが戻ったところだったので、ちょっと考えちゃいますね。もう、パス出しはロナウジーニョ一人で良いよ・・とにかく3人FWで押すんだ!!っていう強い意志なんでしょう。
35分。今度はフランスが3枚目を切ります。なんとマルダに替わってビルトール。
マルダもお疲れ様でしたって感じなんでしょうけど。もっと守備的な選手を入れるのかと思っていました。
これで、フランスはFW登録の3名がピッチに立ちます。攻撃の組み立てはジダン一人。こちらもブラジルと同じようなシステムになりました。
39分。フランスも3枚目を切りました。なんとアンリに替えてサハです。トレセゲ以外の全てのFWが本日は出場しましたね。それからするとトレセゲは本当に攻撃だけのオプションだったという事になりますね。他の3名(ビルトール、サハ、ゴブ)は守備も出来ますよという感じなんでしょうか(笑)
40分経過しました。両監督、打てる手は打ったわけですから、後は選手が結果を残すかどうかです。
42分。ブラジルが千載一遇のチャンスを得ます。もうこの試合この位置でFKを獲得することはあり得ないでしょう。
当然、蹴るのはロナウジーニョだと思います。それともロベカルに託すのか・・・
ロナウジーニョが蹴りました。しかし、高い。浮きすぎです。
結局、このW杯はロナウジーニョのW杯じゃなかった。5試合で本当に良さを示した試合はほとんどありませんでした。
45分。ジダンから速攻。決定的な人数差でしたが決まらず。
同じ時間にブラジルが攻勢に転じます。ロナウドのシュートはバルデスが何とか弾き出し、シシーニョのクロスは早すぎて合わせきれず。
残り2分を切りました。フランスはボールをキープするだけで良いんですが、なぜ簡単に攻めるんでしょうか。
残り1分。まもなく終了の笛が鳴ります。
そしてなりました。アンリがベンチから飛び出します。ジダンが最後の大会で最後の輝きを見せようと努力しています。
フランスは完璧でした。これほど良いフランスは久々です。と言うより2試合続けて結果を残すフランスなんてここ数年観たことがありませんよ(笑)
マケレレとビエラがボランチの位置でしっくりいっていること
フランスの調子を上げたのはジダンのがんばりもありますが、その周りにいるリベリーとマルダの活躍があること
が大きいですね。
今日はとにかくリベリーとマルダ、それにビエラとマケレレは見事に効いていたと思います。
中盤でブラジルの攻撃を積んだのはこの4人ですし、攻撃に転じたときに中盤を支配したのもこの4人ですからね。
その中でジダンも最後のダイヤモンドの輝きを見せようと努力していますし、今日のフランスは良かったです。
途中、眠気に襲われそうになりましたが、アンリが決定的な仕事をしてくれたお陰で目が覚めました。ありがとうアンリ(笑)