ワクチン接種のあれこれ・・・

　梅雨の晴れ間、こんな風景が見られてラッキー！　眠気も吹っ飛んだよ。

　副反応は１回目の接種後より２回目の接種後の方が強いと聴く。なぜかというと「１回目のワクチン接種でいくらか免疫がつくことで、２回目の接種の方が、免疫反応が起こりやすくなるため、発熱や倦怠感、関節痛などの症状が出やすくなる」そうである。
　私の姉は２回目接種後、腕を触るだけでも痛くて鎮痛剤を飲んだという。私は１回目は痛くも何ともなかったが、翌日から２日間ほどは痛くて上にも横にも動かせなかった。２回目接種は７月３日、ちょっと怖いが鎮痛剤を用意しておこう。

　ワクチンの高齢者接種は７月完了をめどに作業が進められているそうだが、そんな中、「ワクチン不足」の不安が再燃しているという。個別接種と集団接種に使用しているファイザー社製のワクチンは、市町村の要求に基づき、国から割り当てられる。しかし、ある自治体では、要求していた量に対して十分なワクチン量が供給されないため、25日以降の個別接種の新規の予約受け付けを一時停止したという。
　また今朝の新聞に「モデルナワクチンの輸入ペースが追い付かず、職場接種の申請受付一時停止の長期化が避けられない」とあった。あれほど「十分な供給量を確保している」と公言していながら、今頃になって供給不足だなんて。河野さん、どうなってんの？
　日本政府はアストラゼネカ社と１億2000万回分のワクチン供与契約を結んでいる。だが接種後、ごくまれに血栓が生じる例が海外で報告され、国内で使うめどがたっていない。だから台湾やベトナムへ無償提供したのだろう。が、想定外に生じる状況を予測できなかった政府のお粗末さにはあきれる。

　話は変わる。ワクチン接種をめぐるミスが後を絶たないそうだ。28日、東京都足立区では区内の高齢者に対し、１回目と２回目で種類が異なるワクチンを打つミスがあったという。この高齢者は今月１日、区内のかかりつけ医で米ファイザー製のワクチンを接種し、今月27日に区医師会館で２回目の接種を受けることになっていた。ところが、誤って区役所の大規模接種会場に行き、米モデルナ製のワクチン接種を受けたという。現時点で体調に問題は生じていないというが、まかり間違えば命に関わる。
　この他、政府が16日時点で集計したミスは139件。「適切な間隔を開けずに２回目を接種」「他の人に使用した針を刺した」「通常2回のところ３目を接種」「同じ人に１日で２回接種」など、血液感染を起こしかねない重大なミスもあったという。医療従事者の大変さは十分理解しているが、くれぐれもミスのないようにお願いしたい。

　ところで21日に緊急事態宣言を解除、まん延防止等重点措置に移行した東京都・埼玉県・千葉県で、新規感染者が増えているという。が、これは政府や自治体だけのせいとはいえない。政府や自治体は再三再四、「不要不急の外出はしないように」と呼び掛けたが聴く耳を持たず、身勝手な自分本意の行動をする人たち、とくに若者が目立ったという。
　わが岡山県は17日連続で新規感染者が１桁台、その間ゼロの日が３日あった。こうした感染状況の改善、近隣県でも感染拡大の大きな動きがみられないため、市内の飲食店などに求めている営業や酒類提供の時間短縮は本日30日で解除することになった。
　しかし駅前や繁華街では徐々に人出が増えているそうだし、このまま収束に向かうとは思えない。それでも今回の状況改善は、一人一人の心がけで感染拡大は防げる。それを実証しているのではないだろうか。今後も気を引き締め慎重な行動を心がけて、早く安全安心なふる里を取り戻そう！