「女遊びは男の甲斐性」がまかり通ったのは遥か昔のこと。今や、脛に傷を持つ殿方はマスコミの暴露記事に戦々恐々としているのでは? 先日、大騒動になった巨人原監督の「1億円の口止め料事件」は、人のうわさも75日か、ようやく沈静化したようである。それに、巨人軍の復活もいいタイミングで、さぞやご本人も胸をなでおろしているだろう。
ところが、今度は「次期総理候補ナンバー・ワン」といわれる橋下大阪市長のスキャンダルだ。昨日発売の「週刊文春」には『大阪の元愛人だけが知っている「裸の総理候補」 橋下徹大阪市長はスチュワーデス姿の私を抱いた!』というセンセーショナルな見出しで、弁護士時代の火遊びが暴露されているという。この見出しだけをみれば、まるで橋下市長がコスプレ好きの変態みたいだが、事の真偽はともかく、奥さんや7人の子ども達の受けるショックを思うと気の毒である。
「週刊文春WEB」に書かれているのは一部分だろうが、2006年、弁護士時代の橋下氏が大阪・北新地の高級クラブのホステスと不倫をしたというのである。毎度の事ながら、この話題に飛びついたテレビ各局の賑々しいこと、一日中橋下市長に張り付いて朝・昼・夕とマイクを向ける。それに対しては「家庭内のことですから」の一点張り、さすがの橋下市長も笑顔が消え、苦渋の色を隠せない。
昔から『臍下(へそした)三寸には人格がない』と言われ、「どんな立派な人でも男と女の関係は別」と言うのが日本人の考え方だった時代があったと聞く。また、男同士では「武士は合い見互い」と、暗黙の了解で見てみぬ振りがまかり通るという、殿方に取ってはまことによき時代があったようである。
昔の大物と言われる男性の愛人は芸妓など水商売の女性が多かったようで、それも一流といわれる女性ばかり、愛人という己の立場をわきまえて、目立たず、よけいなことはしゃべらないという、いわゆる陰で男を支える奥ゆかしい古いタイプの女だったようである。そうした癒し系の女がいたからこそ、大物の男が傑出されたということも考えられる。
日本の歴代の首相経験者では、吉田茂、鳩山一朗、佐藤栄作、田中角栄などに、愛人と子どもがいたなんてことは公然の秘密であった。そのほか浮名を流したのは橋本龍太郎、小泉純一郎、石原慎太郎などなど、政治家に女の話はつきもので、それこそ「男の甲斐性」であったらしい。あの「商売の神さま」といわれた松下幸之助氏でさえ愛人と子どもまでいたというのは有名な話である。
いくら女が強くなったといっても、男と女の付き合いにはそれなりのルールがある。別れたあとになってぺらぺらしゃべるなんてのはルール違反で、最低の人間のやることである。別に男の浮気を擁護するわけではないが、「英雄色を好む」というように、浮気はできる男の性(さが)ではないかとも思う。
第75代首相・宇野宗佑は1989年6月3日就任直後、女性問題が噴出。神楽坂の芸者を30万円のお手当てで囲っていたが、あまりのケチぶりに芸者が雑誌に告発したのがキッカケだという。当時、「3本指スキャンダル」ともいわれ、総理在任期間はわずか69日、政治史上4番目の短命内閣に終わった。昨今は女遊びも金がなくてはできない時代になったのである。
また、大企業の役員クラスになるとほとんどが愛人を囲っているそうで、その費用は会社が支払っていることが多いというが、役員交際費として帳簿にあげるのか、とにかく自分の懐で女遊びをする人はいないという。セコイ話である。
橋下市長は、つい最近も「隠し子がいる」とのうわさが流れたばかりである。結局記事にはならなかったようだが、橋下氏は怒り心頭の様子で、「隠し子がいた事実があれば、市長は辞める」ときっぱり言い放っている。そのうわさの次が今回の文春記事で、このため、これまでのように強気な発言やでかい態度は控えざるを得ないだろう。自業自得とはいえこうした恥はかきたくない、そう自省しているだろう…ね、橋下さん!
週刊文春はこうしたネタを探すのは得意のようである。先々週のスクープ速報は『日経新聞・喜多恒雄社長のマンションに通う美人デスク』である。真偽のほどは知らないが、火のないところに煙は立たない。とにかく女遊びをするなら相手をよく見極めてからでないと、何年前であってもこの手のスキャンダルに時効はないのである。覚えのある御仁は万一に備えて、十分な対策をすること。それには、たんと札束を積んで口止めを怠らぬことだ。さて、次のターゲットは誰?
フランスのミッテラン大統領の隠し子発覚した時
彼曰く「それが なにか?」 逆に質問したとか・・
明治の元勲なども「愛人芸者」は当たり前のごとく
語り草になっていますね。かと言って公然と認めるのも・・ね。まぁ大人の智恵で!
原監督の場合もあの人が…と、イメージからして有り得ないと思われる人でも、やはり男なのですね。男という生き物の性はどうしようもないもののようです。
男が出世して金と名誉を手にすると次は女、これが一つのパターン見たいですね。
仕事と私生活は別物、要はやるべきことをやってくれればいいことで、金にまつわる事件よりはましでしょう。
それにしても、世の中毎日いろんなことが起きて飽きませんね。
男とはそういうものかなぁ?
金と権力~ そういう商売~
大阪は~人間は~
政治研究会(名前検討中