ススキの穂が銀色に光っている。はや枯れ尾花になったのか? ちょっと早いよ。
真夏のマスクはうっとうしっくてイヤだった。仕事で一日中マスクが外せない人はどんなにうっとうしかっただろう。最近は少し涼しくなったので、いくらかは楽になるかなあ。
今では猫も杓子もマスク、マスク。それが習慣化されるのはよいことだが、私など知人に声を掛けられてもすぐに顔が分からなくて戸惑うこともあった。
コロナ禍以前は、外出する日は少し念入りにメイクするが、家にいるときはファンデーションとチークをうっすらと、口紅はつけない。それが今では外出の日はまったくのノーメイク、単にマスクが汚れるという言い訳をしつつ、おかしなことになっている。
昨年4月末、コロナ感染拡大防止のためGW明けまで外出自粛要請が出た。しばらくは買い物に行けそうにないので、ファンデーション、チーク、口紅などの化粧品やマスク、100均で日用雑貨など、買い置きできるものをまとめて買っておいた。
あれから1年半、買ったメイクアイテムは包装もそのまま。またマスクに至っては、めったに外出しないし、朝のウオーキングコースは人っ子一人通らないのでマスクは不要だ。夏場にクールマスクを10枚もらったし、昨年買い置きしたものもあり、今年は1枚も買わずにすんだ。
話は変わるが、コロナ禍の自粛生活で、全国で口紅の販売が低迷しているという。仕事はリモートだし、外出する機会が減っておしゃれする気にならないだろう。そこで化粧品各社は「マスクに色が映らない口紅」の新製品で秋冬商戦をスタートするとか。マスクが汚れない口紅もいいが、ファンデーションやチークも落ちないのがあればなあ。
また最近はテレビの通販サイトで「洗ってもこすっても落ちない」という眉メイクアイテムの宣伝をよく見かける。モデルの実演を見ているとこすってもこすっても落ちない。が、それほど頑固なものをどうやって落とすのだろうか、不思議だ。
実を言うと私の眉毛も「洗ってもこすっても落ちない」。17年くらい前になるか、知人の紹介で「眉タトゥー」をしたからだ。というのは、スイミングプールに入る前に洗顔しなければならない。単に眉が薄いというだけでなく、時代劇に出てくる「京のお公家さん」みたいに眉毛が前半分だけになって恥ずかしかったからだ。
施術するのは若い女性で、フリーでやっているので家に来てもらった。初めに眉の形と色を決めて1本1本墨を入れる、いわゆる「入れ墨」である。チクチクと痛かったが我慢できないほどではなかった。
墨を入れた当時、知人や友人は知らないから「両方同じようによく描けるわね」とか、プールへ行くと「消えないけどどうしたの」とか、よく言われた。また12年ほど前、虫垂炎手術をしたとき、看護師さんに「眉も洗い落として」と言われて、「あの、これ入れ墨なんで落ちないんですが…」と言ったらビックリしていたっけ。
その後5年ほどして、少し色が薄くなったような気がして、また墨を入れなおした。施術料は2回で10万円。あの時は失敗するなどと考えもしなかった。が、今思えば浅慮の極みである。でも正直いうと、眉をかかなくていいというのはホント楽だったわ。
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