海も空も何となく寒々として見える。風が冷たいから明日はババシャツを着ようっと!
緊急事態宣言等が全て解除されてから20日あまり。意外だったのはコロナ新規感染者数の激減だ。菅前首相は後手後手のコロナ対策等々で能呼ばわりされ、辞任に追い込まれた。
しかし9月、菅前首相は訪問先のアメリカで同行の記者団に「状況は確実に好転している」と述べた。これを信じた人はだれもいなかったが、最後に残した「置き土産」は大きかった。菅前首相もきっと安堵しているに違いない。
「棚からぼた餅」のようなこの状況だが、岸田首相にとっては「救いの神」となったに違いない。普通、新政権発足は「ご祝儀相場」になるはずの日経平均株価は下げ続き、支持率も上がらなかった。出端をくじかれて意気消沈しただろうから…。
19日公示され、舌戦の火ぶたを切った衆院選。どういう結果が出るか、これからが本当の勝負だよ。
先日、観光業界団体が「Go Toトラベル」の再開や行動制限の緩和を要望した。コロナ禍がおさまっている今の状況は少々不気味ではあるが、季節的には最適な旅行シーズンの到来である。
この先、コロナ第6波かインフルエンザ大流行で、また旅行ができないような状況になることも十分あり得るという。だから旅行するなら今がチャンス、旅行会社はあの手この手で観光客を勧誘している。
毎日のように新聞の紙面や折り込みがイヤでも目に入る。が、ツアー料金は昔と比べると約2倍くらいに、年金暮らしにはとても無理だわ。
私の一番初めのツアーは「あこがれのハワイ」だった。35年くらい前だから4泊6日で16万円くらいか、今だったら最低でも20万円以上はするだろう。そして最後は「東北紅葉ツアー」で、東日本大震災の4か月前。訪れたところがすべて大きな被害に遭ったと知ってショックだった。
いつも気心知れた親友との2人旅だった。年に2、3回はあちこち行った。運が良かったのか、自然災害で旅行中止となったことは一度もなかったなあ。
しかし2007年6月、念願だった4泊6日のロシア旅行へ行くことになった。親友の都合がつかないので、スイミングクラブの友人と行くことにしたのだが…。出発の前日、旅行会社から「台風の影響で出発できないかももしれないが、とにかく岡山空港に集合…」という連絡があった。翌朝、空港に行って見ると、福岡県の参加者と合流するはずが飛行機が欠航でダメ、ツアーは中止だと。ガックリ!
荷をほどくのも大儀だし、2日後出発のイタリアツアーに空きがあるという。料金も40万円ほどで大差ないからイタリアツアーに変更した。が、初めての友人との旅はイマイチつまらなかった。台風でロシア行きはダメになるし、ナポリでは迷子になるし、たった一度の浮気心が災いしたのだろう。やはり旅は「阿吽の呼吸」の親友とでないとダメ、それがよ~く分かった。
若い時は旅行したくてもお金も暇もない。定年になってお金と暇ができて、さあツアー旅をと思った時はもう足腰にガタが、団体行動について行けなくなったという人も少なくない。
私も親友との2人旅が楽しかったのは60歳までだった。加齢とともに分刻みの移動がしんどくなるし、興味の対象も変わって若い時ほど楽しくない。旅行は無理してでも元気な若いうちにした方がいい、と思うわ。
若いとは言えない年齢だったけど、考えてみれば50代のころが一番良かったような気がします。仕事も遊びも絶頂期? 無理しながらでもあちこちへ旅行できたし、生活に張りがありましたね。
65歳でリタイア、それからは節約、節約の生活ですが、もう十分遊んだし、心残りはありません。ただもう少し倹約してお金を残しておけば…、なんてネ。
何より解放された気分ででした。世の中バブル真っ最中で浮かれていました。「若いうちは海外に、国内旅行は何時でも行けるよ」の誘惑に乗って働く主人を顧みず、僅かな父の遺産も消えてしまいました。
若い頃はハワイやグアムなどのリゾート地へ、水着持参で勇んで行きました。が、それはもう遠い昔の話で、今は温泉へ行きたくても、広い浴場の濡れた床が怖くてダメ。車で連れて行ってもらってもついて行くのがやっとという情けない姿になりました。
けがもなく、お金も不要の家にいるのが一番ですね。これからはコタツの守りをして冬眠しますわ。
もうこの歳になると地球の果てでもない限り興味も無いし有名どころは、経験済み
ツアー旅行の慌ただしさに疲労は増すばかり
このコロナ禍ではっきり自覚しました
時間もお金も苦労して捻出して行く旅こそ
「楽しみの醍醐味が味わえる」
他人様にお膳立て、やれ割安だ!
値引き満載だ!と勧誘されても泰然自若
我が家でのんびりが1ばんで~す。