この冬2度目の雪。一時は向こうが見えないくらいの吹雪でした。
昨年12月、厚生労働省は他人の公的医療保険の保険証を使って受診する「なりすまし問題」の防止策として、医療機関を受診する患者に顔写真付き身分証明書の提示を求める方向で検討に入った。
「なりすまし」は外国人労働者の受け入れ拡大に関連して議論になっているが、国籍を問わない「平等の原則」に沿って、日本人にも提示を求める。早ければ来年度からの実施を目指すという。
しかし、日本人が誰でも運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどの顔写真付き身分証明書を持っているわけではない。保険証に顔写真を付けることも検討されたそうだが、保険証更新の度に写真を準備する利用者の負担と、保険者の事務作業を考慮すると実現のハードルは高いという。
厚労省はこうした事情を踏まえ、日本人は身分証明書を持っていない場合でも保険利用を認めるが、外国人が在留カードを携帯していない場合は入管法違反の疑いもあり、どう対応するかは検討中だとか。
お役所というところは、よくまあ次々とカネのかかることを考えつくもんだ。新たに顔写真付き証明書カードを作成する費用に比べたら、「なりすまし」による被害額など微々たるものだと思うけど…。なんだかんだと税金を使うことしか考えないし、失敗しても誰も責任を取らない。ほんと腹立つわあ!
過去にもグリーンカード(少額貯蓄等利用者カード)制度、住民基本台帳カードと二度も失敗しているのに…。その制度実施までには何千億円もの税金が使われたが、結局、どぶに捨てたも同然となった。
それにも懲りず、2016年にはマイナンバー制度が導入された。初期費用3000億円、運用開始後の維持費が年300億円。それににカード製造・発行等の費用に283億円追加されたとか。計算すれば、なんとマイナンバーカード1枚の値段は「1857」円になるそうだ。
しかしこのカードの普及率たるや2018年3月1日現在で10.7%だとか、何千億円という税金を投入してこの様だ。「下手の考え休むに似たり」とはこのことだろう。ならば、いっそのことこのマイナンバーを強制登録にすればいい。そして健康保険証と関連付けて使用できるようにすれば、上記のような「なりすまし問題」はすぐに解決するだろう。
強制的というと反対する人も多かろうが、すでに、平成29年度分の確定申告からは税務署へ提出する都度、「マイナンバーの記載」+「本人確認書類の提示又は写しの添付」が必要となった。また、証券会社へのマイナンバー通知期限は2018年12月までとされている。
また2018年1月には、任意だが金融機関口座との“ひも付け”が始まったそうだ。義務化されるのは2021年頃らしいが、私など隠し財産などないから一向にかまわない。むしろ“ひも付け”実施で、富裕層からきちんと税金を徴収してもらいたい。
マイナンバー強制登録に反対する人は金持ちだけ、隠し財産がバレたら困るからだろうう。が、不正をしたりごまかしたりすると元ゴーン会長のようになるんだよ。儲けたら税金を払うのは当然、国民の義務だからネ。
何時も正確でバッサリ切りこむ鋭い記事に、教えられる事の多いsirousagi,
世相に鈍感な身を恥じながら勉強させていただいてま~す。
政府もお役人も身の保全と利得権だけが国民より大事なのでしょう。
年金暮らしの私にはゴーン元会長の年収10何億円なんてピンときません。
それに国家予算だって役人まかせ。平成29年度一般会計97兆4547億円、30年度は97兆7128億円、今年度予算案は101兆4564億円と7年連続で過去最大とか。毎年毎年支出が増えるばかり。かといって世の中どう変わった? 社会保障が良くなったとも、我々の暮らしが楽になったとも思えないが…。
政治家はもう金銭感覚がマヒしてしまったか、税金の使い道もいい加減。「責任者出てこい」と言ってもだれもいない。
国の借金は増えるばかり、この先どうなるのか。だれか歯止めをかける人が出てこないかなあ。