今日もいいお天気になりそうだわ。
自民党の新総裁は岸田文雄前政調会長に決まった。これは想定していたから驚きはしない。が、自民党の総裁は派閥の連合で決まるというのはどう考えてもおかしい。今回もやはり自民党総裁選の勝負を分けたのは、党内派閥の力学関係と安倍前首相の影響力だという。それに、岸田陣営と高市陣営がいずれかが2位になった場合、互いに協力し合う「2位3位連合」を組むことで合意していたという。もう決まったも同然の選挙を大仰に、猿芝居を見せられたようでスッキリしない。
ところで、派閥って何なのか。どうして自民党に派閥ができたのか、ネットで調べてみた。もともと、自民党は自由党と日本民主党が合同してできた政党だから、合併する前の政党でいっしょだった人たちが、合併後もそのままの人間関係を残す。それを繰り返して自民党に派閥ができたとか。その後も何十年間の間に多くの離合集散が繰り返されたが、派閥がなくなるどころか、ますます強大な権限をもつようになった。
極端に言えば、自民党の派閥は「親分を総理大臣にするために集まった国会議員の集団」で、その代わり親分は子分を国会議員に当選させ、要職を与える。キングメーカーの安倍・麻生両氏がにらみを利かしている間は誰が総裁・総理になっても同じ、自民党の体質は変わらない。若手の台頭を期待するなんて無理な話だ。
時事YouTuberのたかまつななさんのブログがおもしろい。関心ある個所のみ抜粋したので脈絡がないのはご容赦を。
みんな、自民党を変えなきゃいけない。とか、政治への信頼を取り戻さなきゃとかいうことへの違和感。大臣やっていたのに? 自民党で要職ついていたじゃないですか? 政権与党にいたのに、なぜ私は関係ありませんみたいな言い方をするの? という気持ち悪さがありました。
岸田文雄総理は、第三次安倍政権になる。という見方が強いです。安倍、麻生、甘利の3Aの意向が強くなる長老政治の延長戦上にあるのではという推測です。安倍さんの力がなければ総理になれない。だけど、なったらどうするのか。岸田さんと安倍さんの距離感、政策や人事の意向をどこまで反映させるのでしょうか。
自民党若手議員の方は満足なのでしょうか? 結局、派閥の力学は壊せませんでした。今朝の報道も長老議員や派閥のことばかり報じられているのがそれを物語っていると思います。世代交代が期待された河野陣営の敗北は中途半端さにあるのだと思います。石破さん小泉さんは非公式の応援団、麻生派を抜けない河野さん、派閥をぬけないで保険をかける党風一新の会。長老政治に嫌気がさしている人が派閥をぬけ、本気で自民党改革をする新派閥を作り、長老政治批判パワハラ録音公開、森友再調査等して欲しかったです。
党風一新の会の代表世話人の福田達夫さんは、総裁選後直後「派閥の力ではなかった。われわれが求めた開かれた総裁選は、ほぼ完全な形でできた」とお話されていましたが、この結果を見て私はそうは思いませんでした。福田さんが声をあげなければ、もっと派閥の力が強くなってしまったのかもしれませんし、やらないよりましだったのかもしれませんが、私には中途半端にみえました。ちなみに、福田さんは岸田さんに投票したとお話されていました。
女性ながらなかなか辛辣なコトントだ。合点のいくところもたくさんあり痛快さを覚えた。
「瓢箪から駒」を期待するのも虚しいですが、またもやお手並み拝見と行くしかないですね。
何百人もいる党員を一人一人説得して回るとなると大変です。派閥の長さんと話をした方が早いです。
スーパーマンでもない限り多くの人を纏めて行くということはできません。
演壇でおしゃべりしただけでは人は動かないと思います。
過去に民主党へ政権が移ったときを思い出すと、とても政権交代は望みません。文句をいいながらでも自民党を指示します。
長老たちの経験による知識・知恵は必要ですが、己の権力を維持・保持するため権力闘争をしているようなキングメーカーは不要です。88歳の二階さんはまた衆院選に立候補するとか、この人も消えて欲しい一人です。
木下政権もはや1年で交代とかの噂もありますが、ホントお手並み拝見するしかないですね。
同意見を持つ者同士があつまると派閥ができるのは当然でしょう。が、派閥の長の権力が強すぎるのは問題です。一国の総理をも操り、わが意に逆らう者は排除しようとする派閥など百害あって一利なしです。派閥が単なる権力集団であってはなりません。