直近の世論調査によると、安倍内閣の支持率は72.8%に上昇。民主党はたったの6%で、平成10年の結党以来最低となったそうである。「このままでは夏の参院選も10議席台にとどまる」と、民主党の前原前経財相すら公言して憚らない。このところの民主党を、ある評論家は「解体まっしぐら」だという。
22日、民主党の植松恵美子参院議員と川崎稔参院議員が離党届を提出、2人とも1年生議員で今夏改選である。衆院選前と同じで、今の民主党から出馬しても勝ち目はないと逃げ出したのだろう。自民党に寝返るつもりかもしれないが、どっちにしても政治家としての品性、資質を疑いたくなる。
ある民主党関係者は「2人の離党は、参院の勢力図に大きな影響を与える。これまで、補正予算案などの重要法案が参院では1~2票差で否決される可能性があった。ところが、この2人が与党案に賛成するとなると状況は一転する。日銀総裁の人事案も、民主党とみんなの党が反対しても通ってしまう。これ以上、参院から離党者が出れば、第1党の座も危うくなってくる」と述べたという。だが、離党した植松議員は欠席、川崎稔議員は賛成に回り、賛成117票、反対116票の1票差で補正予算は成立した。この1票で「ねじれ国会」の最初の難関を突破した自民党は、もはや民主党の協力がなくても法案は可決できるとほくそ笑んでいることだろう。
離党といえば、昨年12月の衆院選に立候補しなかった鳩山元首相も、「総括や綱領を見て、昔の民主党とはあまりにかけ離れていると強く感じている。別の行動をしたい」と話し、離党する考えを示したという。まあ、議員でもないこの御仁がどうしようと関係ないが、それでもオーナー的存在の鳩山氏が愛想をつかして離党するとは意外である。
24日、民主党は野党転落後初めての党大会を都内で開いたが、そのニュースを見ていて、来賓として列席した野党幹部の面々に、「なんじゃこりゃー」。日本維新の会の松野国会議員団幹事長、みんなの党の浅尾政調会長、生活の党の鈴木幹事長、みどりの風の谷岡代表、この4人は民主党から“逃亡”した造反議員である。それが来賓として党大会に招かれ、党を激励するというシーンには笑ってしまった。
案の定、松野氏が壇上に立つと、会場はザワつき、拍手はまばらで、ヤジまで飛び、連合の古賀会長にまで「(松野らと)一緒に挨拶するのは奇妙だ」と言われたそうである。さらに、先週、自民党への復党を要請した国民新党の浜田和幸代表代行も来賓として招待されていたという。招待する方もする方だが、後足で砂を掛けるようにして飛び出した古巣へ、臆面もなくのこのことやって来る者も来る者で、政治の世界とはなんと節操のないところかとあきれている。
もう民主党には何も期待しないが、こうまでガタガタになるとは…。小沢氏が出て行ったあとの輿石元幹事長はもはや遠慮も容赦もない一人天下、誰も逆らう者はいないといわれる。先日、細野幹事長がBS朝日番組の収録で、生活の党との連携は困難との姿勢を示した翌日、輿石参院議員会長は民放番組で「(生活代表の)小沢一郎氏は昨日まで同志だった。共闘していかなければいけない」とひっくり返したという。海江田代表も細野幹事長も「目の上のたんこぶ」の輿石氏には何も言えないというのが問題だ。この輿石氏が幅を利かせている限り、民主党の再生は有り得ないという評論家もいるが、今夏の参院選で消えてもらいたい、そう願っている民主党議員も少なくないのでは?
さて「安倍政権」打つ手が調子よくはまり、いかに民主党が酷いものだったか・・。まだ続いていたら恐ろしい結果になっていたかも。
民主党も組合バック系は、「生活の党」でもどこへでも行けばいいのに。
自民党の中でも最近、土建業優遇の「先祖返り」発言も言ってはばからない人が増えてます。
安倍政権がいとも簡単に円安、株高に導いたのに、なぜ民主党にできなかったのか、不思議です。
民主党政権の3年間は何だったのか、選んだ私達の選択を反省しなくてはなりませんね。
でも、このまま続くのかという不安もありますが、こうなったら安倍政権に期待したくなりますね。。