ススキの穂かと思ったら違った。チガヤらしい。図鑑を見たら「チガヤはイネ科の多年草(冬になっても枯れない雑草)で、高さ50~150cm程まで成長する。5~6月に穂を出し尾状の白い絹毛が生える」とある。フワフワが気持ちよさそうで触ってみたいな。
萩の花のように見えるけど…。
昔は引っ越したら「向こう3軒両隣」へタオルや石けんなどを持って挨拶に行くのが当たり前で、一般的な風習のひとつだった。「向こう3軒」とは、通りの向かいの家とその並びの3軒の事で、自分の家の両隣とで5軒となる。まあ、そこまではしなくても自分の家の両隣への挨拶くらいは常識だろう。
昨今は一戸建てならともかく、特にマンションでは両隣への入居挨拶もしない人がいるらしい。芭蕉の句「秋深き隣は何をする人ぞ」ではないが、わがマンションも例外ではない。
私は入居したとき、仲介業者に聞いたら「管理組合理事長と両隣だけでいいのでは?」と言うのでそうした。以来11年、両隣の住人は分かるが、あとは顔をみてもどこのだれか分からないという人たちばかりだ。
先々月、30代半ばらしい2人連れが入居の挨拶にやってきた。私の部屋の真上で「犬を飼っているので迷惑をかけるかもしれないから」という。私は「迷惑がかかるようなら言うから、よけいな気を使わないで」と言ってあげた。
最近ウオーキングの帰り道、犬を散歩させているその奥さんとよく出会う。ところが先日、車椅子に乗って犬を散歩させているのにビックリ! 「足をひねって転んで、病院へ行ったら足首を骨折、ギプスで固定したので電動車椅子を借りている」という。
家の中では松葉杖で動いているが、朝夕2回の犬の散歩には車椅子を使っているという。その散歩道は私のウオーキングコースと同じと聞いてまたビックリ! 道幅は狭いし、勾配は緩いがアップダウンが続きカーブも多い。それに通勤車も通るのに、なんという大胆なこと!
車椅子での犬の散歩については、警察で相談したら「ケガだから仕方ないでしょう」と許可してくれたという。が、リードを付けていても犬は元気だからあちこち動き回る。引っ張られて車椅子ごと転んだりしたら大変だろうに。だが彼女は「電動車椅子はボタン一つで簡単に動くから便利だ」と全然平気だ。私には怖くてとても真似はできないけど、やはり若いからかなあ。
一度、エレベーターで下りてきた彼女と出会ったが、電動車椅子のボタン一つで乗り降りも簡単にやってのける。彼女はリモートワークをしているそうで、出社するときやリハビリには車に乗ってゆくという。ケガして歩行が困難になっても、彼女は誰の手も借りず一人で積極的に行動している。彼女の強靭な精神力に感服! 礼儀正しくて、当節珍しいステキな女性である。
電動車椅子を自在に動かすだけでも、感心しきりの老女には想像しただけで
まあ賢い愛犬なら飼い主の状態を理解しているのかも
若くても骨折することも有るのですから
お互いに気のゆるみの無いように確り気を付けたいですね。
病院で手動の車椅子に乗りましたが、手動もなかなか難しいですね。電動だとボタンを押し間違えたら思わぬスピードが出たり、怖いです。
犬は若いからか元気があり過ぎて、私を見ると飛びついてくるし、他の犬を見ると向かっていくので、手綱をとるのに大変そうです。それでも朝夕2回の散歩は欠かせないようです。こんな時、ペットがいたら大変です。
ほんのちょっとひねっただけなのに骨折だなんて、信じられないと言ってました。自分で運転して病院へ行ったそうで強い人ですね。