ついに4回目の緊急事態宣言発令！・・・

　３時間ほど前まで降っていた雨が上がり、青空が見えてきた。今日は暑くなるそうだ。

　政府は新型コロナの感染拡大のため、東京に４回目の緊急事態宣言を発令した。期間は今月12日から来月22日までで、東京五輪期間（7月23日～8月8日）がすべて含まれる。そして23日開幕の東京オリンピックは東京都を含む１都３県の会場は無観客とするそうだ。
　当然といえば当然だが、これほどコロナに振り回されるとは…。この１年半、政府のやることなすことは裏目にばかり、ただ菅政権のドタバタぶりを目にしただけだ。総選挙も近いのに、このままでは菅政権は閣僚全員で腹を切ることになるかも…ネ。

　ところで政府は酒類販売業者に対し、要請に従わない店との酒類取引を行わないよう求める一方、要請に応じた店には協力金の先渡しができる仕組みも導入するとしている。これはまあ仕方ないとしても、西村大臣は休業要請や命令などに応じない飲食店に関し、融資元の金融機関と情報共有して協力を求め、要請に応じるよう働きかけるという。要するに「融資をするな」ということだろうが、これはちょっとやり方が汚すぎる。従わないからと言って脅しをかけるなんて、権力を笠に着た横暴としか思えない。
　当然のごとく、この発言に与党・野党、そして飲食店などから一斉に批判の声が上がり、翌９日加藤官房長官があわてて撤回。いやはやあきれて言うべき言葉もない。
　
　これもあきれた話である。ワクチン担当の河野大臣は７月６日、モデルナ製ワクチンについて、日本への６月末までの供給量が当初の予定より約６割減っていたと明かした。しかもそれはGW頃に判明していたのに、２か月も黙っていたのである。
　その発表が６日になった経緯について「メーカーとの合意の上で発表することになっている」と述べた。そして今後の接種計画について「9９末までに5000万回分という計画に影響はない」とも言った。が、もう河野大臣の言うことは半信半疑で聞かなきゃあ。
　このところ各自治体のワクチン接種は、供給不足の判明で予約受付の一時停止や、予約延期が拡大しているという。また相次ぐミスの報道で接種を拒否する人が増えているという。そうかと思えば「複数回、受けた方が免疫力が上がると思った」と、４～７月の間に計４回接種したという人もいたとか。まったく、笑い話にもならないお粗末な話ばかり、私は早くすんでよかった。
　こんな状況でオリンピックを開催して、本当に国民の安全・安心が守れるのか、大いに疑問である。が、IOCはとにかく開催しさえすれば放映権料が手に入るのだから、日本が被る損害などまったくおかまいなし。毎日「高みの見物」をしていればいいのである。ああ恨めしや！バッハ会長。大会終了まで滞在する予定だとか、気楽でいいネ。