このところの暖かさで一気に咲いた紅のしだれ梅。よそ様の庭先をのぞき見てパチリ!
大ヒット映画『ダイ・ハード』シリーズでおなじみの人気俳優ブルーウイルス(67)が「前頭側頭葉変性症」と診断されたという。アクションスターは敏しょう性、判断力、体力が必須要素だ。また豊かな演技力と表現力、高い身体能力も必要とされる。それらを維持してゆくために大変な努力をしてきただろう。毎日をボウッと生きている人でもないのに、彼のような人でも認知症になるのか。
認知症の種類として代表的なのは「アルツハイマー型認知症」「血管性認知症」「レビー小体型認知症」「前頭側頭型認知症」の4種類がある。ちなみに「前頭側頭葉変性症」は、主として初老期に発症し、大脳の前頭葉や側頭葉を中心に神経変性を来たすため、人格変化や行動障害、失語症、認知機能障害、運動障害などが緩徐に進行する神経変性疾患だそうである。
根治療法は確立されておらず、緩徐進行性の経過をたどる。発症からの平均寿命は、行動障害型では平均約6~9年だとか。高齢で発症する例も存在するが、70歳以上で発症する例はまれで、発症年齢65歳以下を対象とするという。私は82歳、前頭側頭葉変性症に罹患する心配はないようだが、あとの3つのどれかには当たりそうな気も…。
それにしても現在の妻と元妻、子どもたち同士も仲が良く、みんなでブルーウイルスをサポートしていくという。うらやましい話である。
そしてもう一人、 ジミー・カーター元米大統領(98)が病院での治療からホスピスに移行する決断をしたという。病院での追加治療ではなく、終末期を家族とともに自宅ですごし、ホスピスケアを受けるという。受け入れてくれる優しい家族があればこそだ。いいなあ!
人生の終末期を家族と過ごし、みんなに看取られながらあの世へ…。カーター元大統領やブルーウイルスのように幸せな人生を全うできるのは、彼らの人徳、人望によるものだろう。今どき珍しい家族の愛と絆にほっこり!
日本ではこうした家族愛にあふれた話はあまり聞かない。むしろ悲惨な孤独死のニュースに気持ちが沈むことが多い。つい最近も、 華やかなプロ野球の世界で脚光を浴びたスター選手2人が孤独死したというニュースに驚いた。
一人は自宅の火事で亡くなった。妻は親の介護のために神戸の実家に帰ったまま。2人の子も独立して、10年くらい前から一人で暮らしていたそうだ。そして一人は、離婚後は一人暮らし。持病の糖尿病が悪化、腎不全で透析を受けていたとか。アルコール依存症だったという話もある。病院に姿を見せず、連絡を受けた警察官が自宅を訪ねたら亡くなっていたという。見つけてもらえなかったら、きっと無残な姿になっていたかも。
また往年のスター選手、有名な監督でもあったN氏も一人暮らし、現在闘病中だそうだ。どんなにたくさんお金があっても、子どもが何人もいるというのに独り暮らし、なんて人生だろうね。家族は離れて行き、やがて独居老人に。ホームドラマのように子や孫に囲まれて暮らす温かい家庭、こんな光景はもう夢の中でも見られないだろうね。
人生の幸せ、不幸せは死ぬ間際になってみなければ分からない。苦労の多い人生だったけど、死ぬ瞬間に「ああ、幸せな人生だった」と思えたら、その人の人生は幸せだったと言えるそうだ。
私も何度か人生の岐路に立った。が、自分の選択に間違いは一つもなかったと思っている。負け惜しみではなく、自分の人生に後悔は一つもない。だから「ああ、幸せな人生だった」と思うよ、きっと!。
人の一生の最後は「神のみぞ知る」と思うのですが、孤独死を可哀そうと報じるニュースがめを引くのは
養老先生の口癖、自然を排除した現状『脳化社会』の産物でしょう。
自然界での死はどんな形であれ自然に帰ってゆくもの。
周囲がとやかく反応するのは慎むべきこと。
それにしても「ああ幸せな人生だった」と
思われるオールドレデイさんの人生
天晴れとかしか表現できない立派さです。
後悔していないかと言われれば後悔している事ばかりが多いですが、それを含めわたしの人生ですから。
「わたしは、生きたんだ」と、心穏やかな最期を迎えたいものですね。
人間関係が広まればトラブルことも多く、憎んだり憎まれたりもあるでしょう。それはありませんでした。
道楽者の父親のせいで成人するまで家庭内はいろいろありました。でも「だんだん良くなる法華の太鼓」と言いますが、私の人生はそれだったようにも。この歳になって穏やかに暮らせることは一番の幸せでしょう。
ご家族みんな仲良く暮らせるのが一番。私は家庭的には恵まれなくて、その代わり自立心は旺盛でした。物事はすべて自己決定だし、もちろん自己責任。人のせいにしなかったから人を恨むことも悔やむこともありません。今が幸せだからきっと最期もと勝手に決めています。能天気だからでしょうね。