1日に石破新総理誕生。だが必ずしも順風満帆とは言えない船出となった。新総裁が決定した27日の株式市場では、通常ならご祝儀相場だがいきなり暴落、終値は1910円01銭安。出だしでつまずいた感じ。
そして10月1日召集の臨時国会で、第102代首相に指名されるはずだった。が、30日の記者会見で、「あす国会の首班指名で総理大臣に選出されれば、直ちに組閣を行い、政権を発足させたいと考えている」と述べた。そのため「言っていたことが違う」と野党が猛反発。首班指名は30分も遅れた。
そもそも石破氏は総裁選で、小泉ジュニアが言う「できるだけ早期に衆議院解散云々」に、「野党と論戦を交わした上で適切な時期を判断する」と。さらには「首相にもなっていない者がいつ解散すると言うべきではない」と明言した。それなのにこれだ! 恥ずかしくないのかな。
また石破氏は総裁選の当初、裏金事件に関係した議員の公認について「公認にふさわしいかどうか徹底的に議論すべきだ」と述べていたが、党内の反発を受けて発言を修正。当選後の会見では「選挙区の事情や当選の可能性を踏まえ、判断する」と述べ、再調査にも言及しなかった。もう手のひら返しかよ、ちょっと早くない?
解散総選挙についても、また「政治とカネ」についても、党内の反発に押されてすぐに変えてしまう。最初から実権がない総理大臣と印象付けられては、国民の信を問うまでもあるまい。やはり選挙公約は眉唾、信じる者がバカなのだと思われるだけだろう。
石破氏は田中角栄元首相に背中を強く押され、政治家になる決意を固めたとか。“角栄の最後の弟子” とも…。私は歴代総理の中で田中角栄さんが一番好きだった。彼の構想力、行動力、また「人心掌握力」は誰よりも優れていたとか。人は彼を「コンピュータ付きブルドーザー」と呼んだ。学歴も人脈も財産も、何もないところから、54歳で国の頂点に上り詰めた。そういう強い角栄さんは人間としても男としても魅力的だった。
角栄さんは1983年10月にロッキード事件で実刑判決を受けたが、その2カ月後にあった衆院選では、過去最高の22万票を獲得しトップ当選したという。良くも悪くも角栄さんのような豪胆な政治家はもう二度と現れないだろう。石破氏は、角栄さんとは似ても似つかない人? だったみたい。
石破新内閣の党4役が決まった。▼幹事長に森山裕氏、▼総務会長に鈴木俊一氏、▼政調会長に小野寺五典氏、▼選挙対策委員長に小泉進次郎氏を起用。そして副総裁に菅義偉前首相、最高顧問に麻生太郎副総裁を充てたが、麻生氏のご機嫌が悪い。そりゃそうだ! 副総裁の方が格が上だから引きずり降ろされたら悔しいよ…ネ。元々、菅氏と麻生氏とは仲が悪いそうだ。キングメーカーの座を巡って2人の争いはいかに?
久しぶりに菅氏の姿を見たが、頼りなげな歩き方、まるで病み上がりの病人みたい、まったく覇気が感じられない。あんな老体でも奉って意見をきかなければならないとは、情けないネ!
新しい内閣の顔ぶれを見ると「昔の名前で出ています」という人が多い。石破氏自身に近い人たち、選挙に協力した論功行賞の人たち、これで新派閥ができるかも…ネ。
正直言って、誰が総理になっても同じだ。石破氏には少なからず期待感を抱いていたが、それも消え失せてしまいそう。
国民が納得する立派な?所信表明演説を聞きたいものです。ゆめゆめ手の平返しの内容で有りませんように
権力握ると人間の本質が現れますね。
83歳の御老体のご機嫌を伺ったり
75歳の病み上がりのような御仁を副総裁に選んだり
改革には程遠い政治の有りよう
「現実政治」に期待をかけるのはもう「止めました」
もういい加減に「キングメーカー」気取りはお終いに
してもらいたい。彼が何か役に立つ?
どの御仁でも代わり映えのない面々。すっかり嫌気がさしていますが、これが民主主義での選挙。まぁどこの国でも代わりませんが。
石破さんは経験豊富だから、いいことも悪いこともよく知っているでしょう。またこの人と論争ができる相手はそうそういないでしょう。そんな人でも党内の反発には折れてしまうのですから、これが小泉ジュニアだったらどうなることか。まあ誰がなっても同じ、改めて思い知りました。
もういうことはありません。衆院選挙にも行きたくないけど、わが県知事選挙と同じ日だからいきます。でも白紙に?
私たちには関係ない総裁選だから、誰が総理になっても文句のつけようはないけど、やはり多少でも信頼できる人になってほしいですよね。でも選挙公約は信じる方がバカでした。これからどうなるか、とにかく穏やかに暮らせることができればそれでよし。防衛、外交などは任せますわ。やきもきしても始まりません。