つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

あるところにはある、びっくりしたなァーもう・・・

2006-07-18 | Weblog
 不景気の波からようやく脱却し始めたかのような今の世に、まるで現実の話とも思えない、いやはや、あるところにはあるということを如実に物語るおどろくべき話。 
 マスコミ報道によれば、先日、北海道苫小牧市で行われた競走馬の競り市「セレクトセール」で、生まれて5か月のメスの子馬が6億円という、国内セリ史上最高価格で取引されたという。
 この馬は、父はキングカメハメハ、母はトゥザヴィクトリー、といっても競馬をやらない私にはその血統のよさは分からない。これまでのセリ国内最高額は、一昨年の同セールで牡馬が記録した4億9000万円。牝馬は通常、牡馬より取引価格が安く、これまでの最高は2億3000万円だとか。購入者は不明だが、代理人が「6億円は予算の範囲内」という鷹揚さにはびっくり。また、生産者側は「2億円くらいと思っていた」というが、3倍の思わぬ高値で売れたホクホク顔が想像できる。新聞写真を見ても、足の長い、いかにも毛並みのよさそうなカッコいい子馬だ。わずか生後5ヶ月のこの子馬の値段が、人間様が一生働いても叶わぬ金額とは、この“お馬さま”の長~い顔を一度拝んでみたいものだ。
 世の中には、錦鯉にウン百万円、盆栽にウン十万円とか、この“お馬さま”もそうだが、生き物に大金を投じる蒐集家の話は聞くが、私などにはとうてい考えられない。骨董や絵画のような物品なら大事に扱えばそれなりに長持ちし、古くなれば価値も上がる事もあろうが、生き物は病気や不慮の出来事で瞬時に死ぬかもしれない。また寿命も限られているだろうに、惜しげもなく大金をはたく太っ腹には開いた口がふさがらない。優秀な競走馬なら、あわよくば賞金で稼いでくれるかもという期待はあるが、それもそうそう思うようにはならないだろう。これは賭けに等しいもので、よほどの大金持ちでなければできない“お遊び”である。

 ずっと昔、北海道へ旅行した時十勝の牧場で、馬に乗って林の中を一回りしたことがあるが、馬の背にまたがると高いのなんの、それだけでも怖かった。でも、少し慣れてポクポク歩く揺れに身を任せていると気持ちよく、大胆にも大草原を思い切り走ってみたいと思ったりした。馬の澄んだ大きな目が可愛らしく、いっぺんに馬が好きになった。
 すぐその気になる私の悪い癖で、帰るとすぐ近くに乗馬クラブはないかと探したし、ペナン島でシュノーケルをつけて海中散策をしたときにも、ダイビングクラブを探したものである。だが、田舎に住む悲しさで、そういう施設はなかなかなく、思いつきだけに終わってしまうダメな私!(^^)!。
 ちなみに、競馬の発祥の地はイギリスだといわれ、貴族たちが着飾り集う、優雅な社交場という役割を果たしていたらしい。アスコットタイは、イギリスの「アスコット競馬場」の由来からなる名前であるそうな、これホント!
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2 コメント

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Unknown (kiyosan)
2006-07-18 16:54:17
オールドレディさんの博識に以前のお仕事は何だったのかな~なんて興味津々、

新聞も“斜め読み”の私はもっと色々勉強しなくちゃ~

なにかキッカケガ有れば物怖じせず興味を持って体験したり、経験したり…

そしたらほんとに心豊かに老後(突入中)を送る事が出来るかもですね~
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Unknown (オールドレディー)
2006-07-18 19:55:22
 博識なんてとんでもない。何か話題を見つけたら、新聞やニュースのサイトを見てパクリです。それに少し自分の感想を添えただけのこと。

 以前と言っても、大昔はタイプ、それからワープロ、パソコンとインストラクターの真似事をしたり、パソコンで印刷所の製版作りを自宅で生業として来ました。

 ずっと活字には親しんできたので、興味のあることだけは読みますが、後は斜め読みです。歳をとると段々読むのを大儀になってきますね。
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