梅雨入りして、朝はずっとこの景色。当分日の出はおがめそうにないけど、ウオーキングのあいだだけ降らないでくれたらいいわ!
先ごろ、探査機が小惑星「リュウグウ」で採取したサンプルについて、2つのチームが詳しい分析結果を初めて公表し、アミノ酸や、水の痕跡が確認されたと明らかにした。
詳しいことは省略するが、岡山大学・中村特任教授は「リュウグウの試料は、太陽系の形成前から現在に至るさまざまな情報を保持している可能性が示された。地球生命との関係性について、より深い議論ができると考えている」と述べたという。
だがこの話を聞いても、凡人の私は「それがどうしたっ!」と思うだけ。宇宙の起源がどうだ、地球生命がどうだからって、私たちの生活にどんな影響があるの? 何かいいことでもあるの、ってネ。「夢」だ、「ロマン」だのとはしゃいでいるのは、宇宙に魅了された科学者や技術者、ごく一部の富裕層だけ。日々の生活で精一杯の低所得層の私たちにはうれしくもなんともない。
話は変わるが、わが購読紙の毎週日曜日、朝刊とともに届けられる「子どもしんぶん」の記事は分かりやすくてとてもいい。少し前だがこんな記事があった。(一部抜粋してまとめた)
美しい地球を眺めたりする夢の宇宙旅行が、少しずつだが身近になってきた。厳しい訓練を受けた宇宙飛行士でなくても行けるようになったというのである。
代表的な宇宙旅行の形は3つ。1つ目は地球の約400キロ上空を飛んでいる国際宇宙ステーション(ISS)へ行くもの。最近では世界の大金持ちら9人(日本からは前沢某氏)が、プロの飛行士と一緒に乗って宇宙旅行した話は有名である。それが今年4月、新たな方法が加わり、プロの飛行士なしでISS旅行ができるようになったそうである。
2つ目は、ISSには行かず、宇宙船に乗ったまま地球を回る旅行である。3つ目は、「サブオービタル飛行」といって、高度100キロ前後の宇宙空間に達し、体がふわふわ浮く無重力を数分間、体験して地球にもどる。これだと費用は数千万円、本格的な宇宙旅行と比べれば安いが、「気軽に参加」とはとても言えない。
近年、宇宙旅行ビジネスに乗り出す会社が増えたという。スペースX社は「将来は宇宙経由で地球のどこへでも1時間以内で行けるようにしたい」と言ったとか。
ただ、今のところ宇宙旅行ができるのは大金持ちだけ。国連のグテレス事務総長は「億万長者が宇宙へ旅立つ一方、地上では何百万人もが飢えに苦しんでいる」と疑問を投げかけたという。私もそう思う。宇宙開発より、先ずやらなければならないことがいっぱいあるはず。高額な宇宙旅行をしたからって、それにどんな意義があるのだろう。優越感か、単なる自己満足か、浸っていられるのはほんの一瞬のことなのに…。
毎年6月20日は「世界難民の日」だ。ユニセフの推計によると、紛争や暴力などの危機によって家を追われた子どもの数は、2021年末の時点で3,650万人。さらに2月以降、ウクライナでの紛争のような危機で200万人以上の子どもの難民、300万人の国内避難民を生んだという。世界の大富豪たちに難民支援を期待するのは無理な話だろうか。
ホモサピエンスに生まれた私たち、確かに難問ひしめき合う世界ですが、だからこそ
生命の起源に迫る研究に、未来の人間社会の在り方のヒントを探す(これは決して夢ではなく)誠実な現代人の姿だとsirousagiは肯定し、応援しています。
遠い未来より現状を救おう」という趣旨は御尤もですが
将来を見通す「ビジョン」無くして
人間のこの地球上での永遠はあり得ません。
欧米に比して少額予算で見事な成果を上げたJAXAを少し見直してあげて下さい
お叱りは覚悟の上で。
凡人の私には将来より、今が大事。世界が平和で、人々が安全に、安心して暮らせてこそ、未来へ目を向けることができるのでは、と思います。
思うことは十人十色、色々あると思います。私たち、この問題ではいつも平行線、交わることはないでしょうね。