今朝4時半、曇りかな? が、散歩から戻ると大変! 日差しがギラギラ、部屋はサウナ状態で暑いのなんのって…。
戸籍上は男性で、女性として生きる50代の性同一性障害の経済産業省職員が、女性トイレの利用を不当に制限されたとして国に処遇改善を求めた訴訟の上告審で、最高裁第3小法廷は11日、経産省の利用制限を認めない判決を言い渡した。2審・東京高裁判決は制限の合理性を認めて原告側敗訴としていたが、原告側の逆転勝訴が確定した。
女性として生活しているが、性別変更に必要な性別適合手術を健康上の理由で受けられず、戸籍は男性のまま。2009年に女性として勤務したいと上司に伝え、化粧や服装、更衣室の利用は認められたものの、女性トイレは執務室から2階以上離れたフロアのものを使うよう制限された。人事院に救済を求めたが、人事院は2015年に経産省の対応に問題はないとする判定を出したという。
話は変わる。12日に急死したタレントのリュウチェルさんが男性だったとはまったく知らなかった。テレビで見たことがあり名前くらいは知っていたが、てっきり女性だとばっかり!
原宿の古着店で働く傍ら、読者モデルとして芸能活動をスタートさせる。その独特なファッションや奔放なキャラクターが話題となり、バラエティ番組やテレビCMで活躍。彼はジェンダーフリーの活動、戦争の悲惨さを伝える活動などに取り組んでいたとか。初めて知った。
2人とも「トランスジェンダー」の人だ。本人に何の罪があろうか。男だろうが女だろうが、自分の好きなように生きればいい。これまで言うにいえない苦しみを抱えて生きてきたであろう、と同情の念を覚える。
先月23日、「LGBT理解増進法」が成立、施行された。LGBT」とは「レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー」の頭文字をとった言葉である。そのうちのT「トランスジェンダー」とは、こころの性とからだの性が一致していない人を指し、医学用語の”性同一性障害”とは、厳密には異なるという。
今ではオネエ系タレントは芸能界には欠かせない存在になっており、徐々に個々の性や生き方の多様さが理解されつつある。それでもまだまだ理解が完全に進んだというわけではない。実際にはこれまで同様、生きづらい世の中だろう。だが、どうしても理解できない人は傍観してていい。
余談だが、昭和40年代の初めころ、県北の小さな町で母と姉、私の3人で喫茶店を営んでいた。近くに湯郷温泉があり、都会の客で賑わっていた。
昔の温泉地には「ストリップ劇場」がつきもの、男性客はそれを目当てにやってくるのだ。その劇場に20代半ばの男性ストリッパーがいた。性転換手術など行われていない時代だ。正真正銘の男性が美しく化粧して、扇でうまく隠しながら踊るというから、みんな興味津々!
その「オネエさん」が仲間たちとよくコーヒーを飲みに来た。服装はいつも白いカッターシャツにズボン、短いヘアー、見た目は普通の男性と変わらない。が、色白できれいな肌をした青年が、女っぽい所作をするからすぐにわかる。
小さな温泉街だから地元の人たちとも仲良かったらしい。だれも彼の生きざまを笑うような人も、毛嫌いする人もいなかったそうだから居心地はよかっただろう。どのくらいいただろうか、知らないうちにどこかへ行ってしまった。
あちこちの温泉街を渡り歩き、他人から奇異の目で見られ、きっと生きづらい人生だったろう。そんな生きざまのどこに幸せがあっただろうか、とふと思い出して切なくなった。
ただ、「知って欲しい・理解して欲しい」だけなのです。
人間らしく生きたいのが、彼らの望みなのでしょうね。
そんな単純な事を、何故か変な解釈をなさっておられる政治家の皆さんとのずれを感じますね。
LGBTの人たちの生き方が政治の場で論議されるほど、あの人たちは特別な存在なのでしょうか。国民はみな平等であるはず。人に迷惑さえかけなければ、自分の好きなように生きていい、それをとやかく言う権利はだれにもありません。昔はみんな無関心というか、傍観者でいたようですが、それでいいのではないかと思います。誹謗中傷する人こそ責められるべきかと。
毎日暑いですね。熱中症に気をつけて!
子どものころは周囲にそういう人がいなかったからよく知りませんでした。が、やはりいたのですね。知られないように世間を狭くして生きている人もいれば、カミングアウトして堂々と生きている人もいます。
女で生きようが男で生きようが、大きなお世話。ほっといてあげればいいのですよね。
毎日暑いこと、体調はいかがですか。くれぐれもご自愛くださいね。