今朝は曇りだから、以前のように折り返し地点までウオーキング。風がないから蒸し暑い。ササユリは炎暑の中の一服の清涼剤だ!
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は激しさを増し、民間人にも多くの犠牲者を出している。一体いつまで続くのか。現在のウクライナは、米・西欧の武器供与で持ちこたえているようなもの、いわば米・西欧に武器の供与を求める他力本願な戦いを続けているかのように思える。
ある評論家は言った。「ウクライナ戦争の長期化で“ウクライナ疲れ”が起きている。前例のない厳しい経済制裁と、ウクライナ軍の奮闘にもロシアは音を上げない。ガソリンなど物価の高騰、黒海からの穀物輸出の滞りに、「いつまでこの異常事態が続くのか」との不満が世界に広がるのも無理はない」と。侵攻当初と比べウクライナへの関心は薄まり、今では「早く終わってほしい」と思う人が多くて当然かと。
そして外交評論家・佐藤優氏は「残念ながらこの戦争はロシアが勝つことになるでしょう」という。「プーチンには勝たせたくない」と誰もが思っているだろう。が、どう考えても大国ロシアに勝てるはずがない。この「ロシアが勝つという」という説を否定する人は多くはいないだろう。
米キニアピック大の世論調査(6月8日発表)で、米国民に国家の緊急課題は何かと聞くと、インフレ(34%)、銃暴力(17%)、移民問題(7%)、選挙関連法(6%)、中絶問題(5%)、気候変動(5%)などが続き、ウクライナ戦争と答えたのは3%だったとか。インフレの高進に苦しむ中、ロシアへの制裁よりも日常の生活問題を重視する傾向が強まっているということだろう。さもありなんと思う。
しかしロシアでは、軍事侵攻を支持する人は76%と、これまでの調査と大きな変化はないという。一方、ウクライナでも「戦闘が長期化して国家の独立性への脅威が高まることになっても、ロシアとの交渉で領土を割譲すべきでない」と考えている人は82%。「和平のための領土割譲を容認できる」との回答は全体の10%だとか。これが愛国心というものか。
ちなみに日本の統計データ分析家の話だが、「日本のために戦いますか」という問いに、「はい」と答えた率は世界最低の13%だったとか。私はよく「日本人に生まれてよかった」と言う。だが愛国心の程度を聞かれると答えに詰まる。「お国ために…」なんてとてもとても…。私って不忠者なのだろうなあ。スミマセン
これまでウクライナの惨状を見聞きするたびに、「早く戦争が終わればいいのに…」と願い、ひどい目に遭っている人々に同情し、心配もしてきた。が、何のことはない。彼らはいまだ意気軒昂、厭戦気分、反戦感情などまったくないらしい。
ウクライナ国民の愛国心の強さには感心する。だがこの戦争が世界地域にどう影響しているか。他力本願のこの戦いで、いつか梯子を外され孤立無援となる日が来るやもしれない、そう考えたことはないのだろうか。ならば「これからは自国の責任で、どうぞ勝手にやってください」。私も「ウクライナ疲れ」してきたわ。
世界各国どこも財政的には苦しいようだし、米・西欧諸国も自国を守ることが一番でしょう。ロシアと戦っても何の得にもなりません。そのうちプーチンの面目をつぶさないよう、適当なところで停戦に持ち込むのではないでしょうか。
その頃にはもうウクライナ国は壊滅状態、自力で復興は不可能でしょう。小国の哀しさ、領土を減らされないようがんばっていますが、ますます被害は大きくなるばかり、ウクライナ国民の気持ちが理解できません。
理不尽とは思うけど「ロシア」はしめしめと思っているでしょう。
ドイツもフランスも、そろそろ石油も欲しいところだし、これ以上焦土すれば立ち上がれない・・・
かくして横暴なロシアがまた領土略奪成功!
早くプーチンに天罰下りればいいのに・・。