「またまた」、最近この副詞を使うことが多い。良いことで度々使うのなら喜ばしいことであるが、今回のまたまたは、阪大生の母親殺人事件である。
最高学府の大学、それも阪大工学部にまで進みながら、自ら将来を閉ざしてしまうとは、愚かという言葉ではすまされない大馬鹿者である。
大阪府豊中市で、大阪大工学部4年の辻森耕平容疑者が、母親を殴打し殺害したとして逮捕された。阪大に合格するだけの能力がありながら、2度の留年や、今学年も単位の取りこぼしで来年卒業の見込みもないという事態に至ったことは、やはり自分の責任が大である。それを母親に注意され続けたことにキレて殴り殺すとは、24歳の大人の男にしては甘ったれもいいとこである。これで文句を言わない親がいるだろうか。多少言い過ぎることはあってもどこの親でも文句はいうし、それで殺されたら親はたまったものではない。
この場合も、昨今社会問題になっている「パチンコ依存症」が、少なからず事件の起因に影響しているらしい。「パチンコ依存症」になるとパチンコをしたい気持ちが抑えられなくなり、多額の借金を抱えたり、人間関係まで壊すケースもある。すべてにパチンコを優先させてしまい、仕事や勉強の意欲がなくなるのも特徴であるといわれる。
耕平容疑者は事件の3時間後にはパチンコ店にいたことが確認されており、捜査本部は、動揺しているはずの精神状態でパチンコをしていた事実に注目、パチンコをしないと気分が落ち着かない「パチンコ依存症」になっており、習慣的にパチンコ店に向かったとみている。耕平容疑者がのめり込んでいたのは、スロット型の「パチスロ」でギャンブル性が強く、当れば儲けは大きいらしい。
耕平容疑者は出来のいい兄2人と比べられることに劣等感を持ち、段々と自分を追い込んでいったのだろうが、自分の能力以上を期待する親の言動は相当のストレスであることはわかる。どこでも兄弟のうち誰か1人落ちこぼれはいるもので、それが許せない親が多いのも確かである。勉強、勉強と眼の色を変える親にも責任はあり、学歴優遇社会を是とする価値観にも問題があろう。大学は出たけれど……、身を誤った者は数多くいる。
話は変るが、奈良県の高校1年の少年の母子殺害事件で、容疑者の処遇に配慮を求める嘆願書が1500通以上集まっている。長男が通う中高一貫校の保護者有志が、保護者や卒業生らから集めたもので、全国からも寄せられているという。
この少年には同情する余地は大いにあるが、嫌になったらリセットするという捨て鉢な性格や、残酷な行為を平然と行う破壊的な性格が矯正され、社会復帰が認められるようになった時に、嘆願書に込められた志と同様に、少年の更正に温かい手を差し伸べてやることの方が大事ではないかと思う。今は犯した罪の大きさを自覚し、きっちり償うことが少年の責務であると思う。
最高学府の大学、それも阪大工学部にまで進みながら、自ら将来を閉ざしてしまうとは、愚かという言葉ではすまされない大馬鹿者である。
大阪府豊中市で、大阪大工学部4年の辻森耕平容疑者が、母親を殴打し殺害したとして逮捕された。阪大に合格するだけの能力がありながら、2度の留年や、今学年も単位の取りこぼしで来年卒業の見込みもないという事態に至ったことは、やはり自分の責任が大である。それを母親に注意され続けたことにキレて殴り殺すとは、24歳の大人の男にしては甘ったれもいいとこである。これで文句を言わない親がいるだろうか。多少言い過ぎることはあってもどこの親でも文句はいうし、それで殺されたら親はたまったものではない。
この場合も、昨今社会問題になっている「パチンコ依存症」が、少なからず事件の起因に影響しているらしい。「パチンコ依存症」になるとパチンコをしたい気持ちが抑えられなくなり、多額の借金を抱えたり、人間関係まで壊すケースもある。すべてにパチンコを優先させてしまい、仕事や勉強の意欲がなくなるのも特徴であるといわれる。
耕平容疑者は事件の3時間後にはパチンコ店にいたことが確認されており、捜査本部は、動揺しているはずの精神状態でパチンコをしていた事実に注目、パチンコをしないと気分が落ち着かない「パチンコ依存症」になっており、習慣的にパチンコ店に向かったとみている。耕平容疑者がのめり込んでいたのは、スロット型の「パチスロ」でギャンブル性が強く、当れば儲けは大きいらしい。
耕平容疑者は出来のいい兄2人と比べられることに劣等感を持ち、段々と自分を追い込んでいったのだろうが、自分の能力以上を期待する親の言動は相当のストレスであることはわかる。どこでも兄弟のうち誰か1人落ちこぼれはいるもので、それが許せない親が多いのも確かである。勉強、勉強と眼の色を変える親にも責任はあり、学歴優遇社会を是とする価値観にも問題があろう。大学は出たけれど……、身を誤った者は数多くいる。
話は変るが、奈良県の高校1年の少年の母子殺害事件で、容疑者の処遇に配慮を求める嘆願書が1500通以上集まっている。長男が通う中高一貫校の保護者有志が、保護者や卒業生らから集めたもので、全国からも寄せられているという。
この少年には同情する余地は大いにあるが、嫌になったらリセットするという捨て鉢な性格や、残酷な行為を平然と行う破壊的な性格が矯正され、社会復帰が認められるようになった時に、嘆願書に込められた志と同様に、少年の更正に温かい手を差し伸べてやることの方が大事ではないかと思う。今は犯した罪の大きさを自覚し、きっちり償うことが少年の責務であると思う。
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