つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

W杯が終わった・・・

2006-07-10 | Weblog
 優勝戦ぐらい見てやろうと、昨夜からビデオを見たりして時間を費やし、時々うたた寝をしながらも睡魔と闘い、とうとう今朝の6時過ぎまでフランス対イタリア戦を見た。おかげで今朝は頭がボーとしている。

 ベルリンオリンピアスタジアムは新しく建築されたのか、しゃれたデザインのスタジアムで、6万9000人のサポーターを集め、決勝戦だけに使用される黄色いボールで試合は始まった。
 試合は日本時間の10日午前3時から始まり、前半は1-1の好試合で終了。後半も両チーム果敢にアタックするがなかなか点は入らない。激しくぶつかり合い倒され、転べば踏まれ、蹴られる有様は激闘そのもの。ジダンも激しくぶつかり肩を痛めたようだが、そのまま続行、アンリは負傷し無念の退場となった。フランスは度々のチャンスに恵まれながらもゴールが決まらず点が入らない。その苛立ちからか、ジダンがプレー以外の場で相手選手の胸に頭突きを食らわすというアクシデントでレッドカード、とうとう選手生命最後の場で退場となった。あれはちょっと大人げない行為で、引退の花道を自らが汚すことになったのは残念である。
 試合は1-1のまま、延長戦に入り、前・後半も得点ならず、PK戦にもちこまれた。イタリアは過去三度のPK戦に勝てなかったが、今回は確実なキックが決まり5―3で制して、1982年大会以来4度目の優勝を果たした。PK戦による決着は、ブラジルがイタリアを破って優勝した1994年米国大会以来2度目だとのこと。両チームの選手は優勝戦にふさわしい健闘をみせてくれ、見ごたえのある試合であった。
 優勝セレモニーは賑やかで、太陽の国イタリアらしく、落胆のフランスとは対照的に大仰に喜び合い、紙ふぶきやテープが舞い散るなかで、一人ひとりの首にメダルがかけられた。フランスチームにも、準優勝のメダルが授与されたが、とうとう最後までジダンの姿は見えなかった。
 31日間の熱い戦いは世界中を沸かせたが、ジダンや中田英寿のように現役引退、またベッカムのように代表最後の試合となる選手も大勢おり、スーパースターがいなくなり、世代交代した4年後はどうなるか楽しみでもあり、なぜか物足りないさびしさも感じる。

 いずれの社会においても世代交代は致し方ないこと。わが国もポスト小泉をめぐって世代交代が行われようとしているが、若い世代になれば疎外されるおそれを感じている老齢の域にいる者が、最年長の福田氏を推し上げる画策をしているとか。所詮、己が一番大事であることが見え見えで、国民のことなど誰も考えてはいない。スポーツのように正々堂々とはいかないようで、いっそのことアメリカのように直接選挙にすればいいのに。
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2 コメント

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Unknown (関西のヤングばーば)
2006-07-10 19:36:28
 夜中の3時は仕事のことを考えるととても起きるきにはなれず見ませんでした。詳しい解説をありがとう。

 世界は強い。日本はまだまだというのを実感させられましたね。
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Unknown (オールドレディー)
2006-07-11 05:16:35
 加齢とともに早寝早起きの昨今、辛かった~が正直な気持ち。でも、年に一度ぐらい若者と一緒にエキサイトできるうちが花。

 ルールは知らなくても楽しめて、案外高齢者のファンもいるのですよ。
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