顔ではなく「声に惚れる」って経験ありません? 私は顔にも惚れるけど、よく声に惚れる。いつ頃からか、NHK7時のニュース(月~金)のメインキャスター武田真一のニュースを読み上げる声を聞いて、彼の声に惚れた。低くもなく高くもなく、耳に程よく響く声は、聞くだけで深い知性と品性を感じさせる。彼は「NHKの貴公子」と呼ばれているそうだが、その所以は柔らかな物腰と穏やかな話し方、それに耳に程よく響く声にあるのではないかと思っている。
私はPCで遊んでいるときはBGMにクラシックのCDをかけているが、最近、CDラジカセが買って1年ほどなのに調子が悪くて困っていた。そんなある日、NHKの歌番組で藤澤ノリマサの「希望の歌~交響曲第九番~」を初めて聞いて、甘くて澄んだ声とその歌唱力にすっかり魅せられて、最近はYouTuveで検索して彼の歌ばかり聞いている。
そのYouTuveで、偶然耳にしたのが大塚博堂の「過ぎ去りし思い出」と「ある日恋の終わりが」 だ。名前も聞いた事がないし、この人の歌を聞くのも初めてだが、これまた甘く切ない歌声にすっかり魅せられてしまった。すぐに彼のことを検索してみたら、何ともうこの世の人ではなかったのだ。
彼は私より3歳年下の1944年生まれ、存命なら御年71歳である。が、今から34年前の1981年、37歳の若さで急逝したという。今もそうだが、私はニューミュージックはあまり好きではなかったからだろう、同年代にこんな歌手がいたとは、まったく知らなかった。彼はデビューが遅くて32歳。歌手生活はたったの5年だが、彼の曲はレコード化されたものが約80曲、没後に発表されたものを含めて約90曲あるという。
「過ぎ去りし想い出は」
「ある日恋の終わりが」
次の歌は韓流ドラマ「ペク・ドンス」の挿入歌である。歌っているのは韓国のミュージカル俳優パク・ウンテ(34歳)だそうだが、ネットで検索したら顔もなかなかのイケメンである。やはりミュージカル俳優だけあってすばらしい声質と声量にすっかり聞き惚れてしまった。今もBGMにして時々聞いているが甘い歌声がたまらない。
このsirousagi男性の魅力は声に有りと昔から思っていましたよ。
古典芸能は演者の顔立ちもさることながらなんたって!声ですよ。
今夢中になっているコーラスグループ「フォレスタ」の塩入功司くん、さて大塚博堂氏の魅惑的な声に迫れるか
昔は「天は二物を与えず」といって、声が良くても顔がイマイチという歌手が多かったが、昨今は声も顔も良いというのが普通になっている。何と神さまは不公平なことをなさると、わが身を思い恨めしく思っているババです。
「フォレスタ」って検索したら、月曜夜9時から放映されている『BS日本・こころの歌』に出ているのですね。何度か聞いたことがあります。すてきですね。