つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

らしくないお正月・・・

2019-01-13 | どうでもいいことですが


       一斉に来て、また一斉に去っていきました(1月4日11時56分)

 お正月も終わって、世間は通常の生活に戻ったようである。ほんと、「らしくないお正月」だったなあ。
 昔はお正月になると、家々の戸口という戸口に、また自転車や車のフロント部分にまでしめ飾りを付けたものだった。正面玄関のしめ飾りは大きなみかんのついた立派なしめ飾りを、自転車や車には小さなしめ飾りをつけていた。
 だが最近ではあまりというか、ほとんど見なくなってしまった。正面玄関でさえしめ飾りをつけないのだから、自転車や車につけるはずもないよね。 

 ネット記事だが、2019年1月1日に街に出て、どれだけのクルマが付けているのか観察に行ってみたという。平成最後となる元日朝、東京・池袋で、どれくらいのクルマがしめ飾りをつけているのかウォッチしてみたら、結果はゼロ。また、都内某所のコインパーキンでしめ飾りをつけたクルマを発見したが、約40台中、そのクルマ1台だけだったという。 

 私は昨年4月からウオーキングコースを変えたが、それまでは民家の多い町の方へ歩いていた。昨年の正月2日ウオーキング初めの朝、しめ飾りをつけている家がどのくらいあるか、数えながら歩いてみた。
 道路に面している家は50軒以上はあるが、その中でしめ飾りを付けている家は10軒にも満たなかった。また国旗を立てている家はたった1軒だけ、昔とは大違いだね。
 その後、仕事始めで車が多く通るようになっても、しめ飾りをつけた車や自転車には1台も出会わなかった。もうそんな風習はなくなってしまったのか。“らしくないお正月”は今や全国的に、寂しいネ。 

 昔は正月三が日はほとんどの商店は休業するのが当然という風潮で、営業しているのは映画館ぐらいだった。元日ともなればあちこちで若い娘さんの晴れ着姿が見られ、子どもたちは凧揚げや羽根つきなどに興じて、いかにもお正月らしい光景が見られた。
 三が日は家族や親族が実家に集まっておせち料理を囲んで賑やかに過ごしたものだが、近年は年始から開いている店が多いので、普段と同じように外食をするのが当たり前のようになってきた。おせち料理も家で作らず、通販で有名店のおせち料理を購入する家庭が増えているという。主婦は楽でいいけどネ。
 また、元旦から休みなく開いているデパートや商業施設に行く人が増えており、福袋を求めて暗いうちからデパートの玄関口に並ぶ人の姿をテレビで見てびっくり! 私にはとても真似できないなあ。
 しかし今年は、正月を休みなく営業していたスーパーやコンビニで、元日や2日は休業というところが増えてきたという。従業員からは好評で、これも一つの「働き方改革」であろうか。
 昔のような“正月らしいお正月”が懐かしい。そう思うのは私だけかしら?

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2 コメント

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しめ飾りって? (sirousagi gamanoho)
2019-01-13 17:06:00
いずれ「いわれ」や「来歴」が辞書を引かなければ分からなくなり、実物は写真でしか見られなくなるのでしょうね。
お正月関連の諸行事も一部の地方では観光化して盛況ですが庶民の暮らしからは遠のくばかり。
こう愚痴っている我が家でも、どんどん簡略!手間暇掛ける事は無くなりました。
これって唯の無精?怠け心?
昔からの伝統行事継続の難しさ
暮らしの変化は、大切な心の拠りどころ新年を迎える喜びや旧年への感謝の気持ちをいつの間にか失わせてしまいます。
未来のお正月風景や!いかに。



さてどれが残っているでしょうか
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Unknown (オールドレディー)
2019-01-13 18:53:26
★shirousagi gamanohoさま
昨今木造住宅は少なく、サッシのドアだと釘が打てません。我が家でもしめ飾りをつけるならドアにテープで張り付ける以外ないのでつけていません。
懐かしいお正月風景のイラスト、あるにはありますが、凧や羽子板は飾り物になって、遊び道具ではなくなっています。
鏡開きの日にはお汁粉を食べ、正月飾りをとんどで焼いて…、そんな風景も見なくなりました。子どもの頃のお正月が懐かしいですね。

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