山道に1本の木槿の木がある。ひょろりと細いが、毎年必ず3つか4つ、薄いピンクの花をつける。その律儀さに拍手
持ち主は放ったらかしで、一切手入れをしない柚子の木。実がなっても採らない。同じ根から生えていても実がなる枝とまったく実をつけない枝がある。この実は手の届く高さにあるから、熟れたら黙ってもらおうかな。
少し前の記事だが、戸籍法部会が今年5月、戸籍の氏名に新たに付ける読み仮名に関する中間報告をまとめたそうだ。いわゆる「キラキラネーム」など漢字本来と異なる読み方をどこまで認めるか、ということらしい。
出生届には「よみかた」の記入欄があるが、戸籍法には読み仮名に関する規定はなく、戸籍には記載していない。が、これから生まれてくる新生児だけでなく、国民約1億2千万人みんなに読み仮名をつけねばならなくなるそうで、いずれ法令改正案が提出されるとか。
その背景にはデジタル化の進展で、平仮名や片仮名の方が個人データを検索しやすく、行政の事務処理を効率化するのが目的だとか。また、2024年からのマイナンバーカードの海外利用開始に合わせ、氏名をカードにローマ字表記できるのが狙いだとも…。
戸籍法部会は、氏名の読み仮名は「音訓読みや慣用で読まれ、または字の意味と関連があるものを許容」といった3つの基準案を提示。が、法務省の担当者は、仮定の事例として「大空(すかい)」「光宙(ぴかちゅう)」は字の意味との関連があることなどから認められるだろうという。事例に挙げられるくらいだから、付けようという人がいるのだろう。が、しわくちゃのジジババになっても「キラキラネーム」、想像するだけで恥ずかしい。
事例に挙げられた「光宙(ぴかちゅう)」とは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクターで、イラストなどで見ると可愛い。小さな子どものうちなら可愛いが、大人になって、不運にも頭頂部の髪がだんだん薄くなって、ほんとの「ぴかちゅう」頭になったら…、なんてあり得る話だろう。若くしてそうなったら、ホント深刻、親を恨みたくなるかも…。
ずいぶん昔の話だが、私の知人は長男に「宇宙(そら)」、また別の知人は娘に「陽菜(ひな)」と付けた。それほど「難読かつ奇異」ではないが、当時にしては珍しい名前だった。今は2人ともいい“オジサン”“オバサン”になっている。珍しい名前でどんなメリット・デメリットがあったか、聞いてみたい気もするなあ。
ちなみに昭和元年の名前ランキングでは、男の子は1位「一郎」、2位「弘」、3位「清」、女の子は1位「照子」、2位「清子」、3位「文子」だったそうだ。なんと懐かしい名前だろうか。
私の名前は「展子(のぶこ)」である。今でもそうだが、昔からまともに呼ばれたことがない。どこででも「テンコさんですか?」とか「タツコさんですか?」「何と読むのですか?」と言われた。今でこそパソコンやスマホは簡単に漢字へ変換してくれるが、昔は「展覧会の展です」「発展の展です」などと説明するが、意外と知らない人が多くて、書いて見せてあげたりもした。
「展」の訓読みは「のぶ、ひろ、より」。意味は「平らに広げ並べる。どこまでも伸び広がる。隅から隅まで見る。巻いたものを開く。ころがる」。これらの意味は何となく男性をイメージする。それに部首がよくない。「尺(かばね・しかばね」とは気味が悪い!
昔から「名は体を表す」という。その意味は「人や物の名はそのものの性質や実体をよく表すものだ」ということだ。私はどうも名前負けしているように思う。最近は男性で「展」の漢字が入っている著名人はよく見かけるが、女性は本当に少ない。私の名前を付けたのはだれか、聞こうにももうみんなあの世の人だ。まあ「キラキラネーム」でなくて良かったなあ!
『孝行』でしょうね。
sirousagiは「美乃利」が本名
今では乃木坂46の活躍で「乃」の漢字説明にも苦労は無いが、少し前まではなかなか正字にたどり着けなく、相手もいらいら、電話でのやり取りを思い出します。
乃木大将って誰?がオチでした。
グローバル社会で日本のキラキラネーム族が活動する頃は、一体どんな世界になっているのやら?
デストピア暗黒世界にだけは陥っていませんように。
今では赤子の名付けに、昔のように実家や婚家の親の出番はなさそうです。
昨今はスポーツ大会でも選手の名が読めない人が多くて…。まあ別に構いませんが、何だか今の若い親は他にない珍しい名前をつけたがるようです。
「美」の字が入った名前に、どんな美人かと思ったら全然…なんてのは、本人にしてみれば辛いことかも。普通の名前が一番いいと思いますけどね。
「美乃利」みのりさんでしょうか、柔らかい響きでいいお名前ですね。
赤穂中央病院へお見舞いの手紙差し上げた時
宛名を「伸子」さまと書きました。
そりゃご本人に届くはずなし
思い込み違いの当て字ではね、病院も
❓だった事でしょう
まあご無事に退院され、こうしてブログで
お喋り出来る有難い状況
今暫くお互いに健康保ち楽しませて
頂けますように。
ちょっと古臭いなぁ・・とおもいながら皇室の女性も
「子」つくよ!と励ましてきました。
ちょっと古臭いなぁ・・とおもいながら皇室の女性も
「子」つくよ!と励ましてきました。
そうでしたね。入院中にお手紙頂いたのに1字違い、あの時私が気を利かせて受け取っていればよかったのですよね。たしか差出人住所もあったように思います。開封して人違いだったらお詫びの手紙を出して、それですんだかもしれませんね。
その節はご心配頂きまして、改めてお礼申し上げます。うれしかったです。
そうですね。若い時はかわいい、かっこいい。だれも年取った時のことまで考えないのでしょうね。改名はそう簡単ではないようですし、名前は子供の将来を考えて付けた方が良いですね。今は「子」がつく名前なんて付けないのでしょう。キラキラネームだけはどうも…ね。
昔は一生に何度も自分の名前変えた人がいました。
でも、今はそのようなこと出来ないようです。
せめて、一生に一度は名前を変えてみたいですね。
私の母は「文子」といいます。何だか子供みたいで恥ずかしいといつも言っていました。
「文子」という名前は有名人にもたくさんいますね。なんで恥ずかしいのだろう。
簡単に改名できたらそれも困りますね。
今の若い人たちは自分たちのの思いだけで名前を付けるのでしょうが、子どもにとってはいい迷惑かも?
「文子」ふみこさんとお呼びするのでしょうが、文学の才がある賢そうなイメージで、いい名前化と。私も読みづらい字ですが、別にイヤではありません。
最近ボクサーが息子に「大空翔(たくと)」と。字の意味とどう関連してるのか、よく受付けてくれたものですね。