ベランダにでて右側を見る。薄曇りの空に白い雲、結構、いい景色だネ!
わが備前市は4月からデマンドタクシーの運行を開始した。デマンドタクシーとは高齢者をはじめとした交通弱者の交通手段を確保し、利便性の向上を図ることを目的として予約をすることで、自宅前から乗り降りできるデマンド型乗合タクシーのこと。
● 運行曜日➡月曜日から金曜日(祝日の場合は運休)
● 運行時間➡8時30分(乗車)から15時(降車)まで
● 運行エリア➡居住する運行対象地域を移動(居住外の運行対象地域へは移動できない)
● 利用料金➡1乗車 小学生100円、中学生以上200円(※マイナンバーカード提示で無料)
● 予約方法➡利用日の1週間前から前日(平日8時から15時)までに予約
このところお天気がはっきりしないから美容院の予約ができない。そうだ、デマンドタクシーを頼もう! まず美容院へ電話して5日水曜日9時半で予約をゲット、それからタクシーの予約をした。
当日朝、待たせると悪いので少し早めに出たら、予約時間よりも早く来ていた。帰りの予約は、近くのスーパーに寄りたいからと12時に迎えを頼んだ。
ところが美容院を出たのは11時10分、スーパー行ってお弁当とパンと飴を買って、時計を見たら11時25分、わあ、あと30分もある。どこへも行くところがないから仕方なく、スーパーの前においてある椅子に腰かけて待った。こんなときスマホがあれば遊ぶことができるのだろうが、私のはガラホだからダメだ。
雨と風がだんだん強くなってきた。ガラホの時計を見ると12時まであと10分少々、待つ時間は長い。ふと前を見るとデマンドタクシーが来ている。「雨が降りだしたし、早く済んで待っておられるかも…」と運転手さん。田舎ならではの人柄のよさ、その気遣いがうれしい。おまけにマイナカードがあるから無料だなんて、有難すぎる!
あとで思った。当市の財政状況は、何年か前は県内ワースト3だったこともある。決して良くなったとは思えないが、現市長は気前がいいのか、無計画な人なのか、いろいろバラまいてくれる!
4月にはマイナカードの普及促進のため、「給食費無償化」や小中学生の休日の昼食代(1日1人約300円)を付与する施策などを打ち上げてひと騒動、全国ニュースにもなった。結局、全員を対象にすることになったが…。
また5月には、市内に住民票がある1歳以上を対象に、スマートフォンを貸し出す事業を始めた。無料で通話とインターネット閲覧ができ、通信通話代は市が負担するという。
その上、マイナカードを提示すれば市内乗合バスとデマンドタクシーは無料。6月には市内にスケートボード場を整備、だれでも無料、予約不要で利用できる、などなど。市議会で可決されたのが不思議でならない。私でも財政は大丈夫かしらと思うのに…。
昔から「タダより高いものはない」ということわざがある。一時的には無料・無償でも、後になって相応又はそれ以上の対価を支払うことになる、ということだ。さて、どうなりますことやら…。怖~い!
今朝の新聞に、隣の町ではAi配車システムを活用したデマンドタクシーを運行するとか。1回300円です。
AI地図で効率よく走るため乗客が多ければ遠回りすることもあり、多少時間がかかるとか。でも直前の予約がOKとはタクシーのようでいいですね。
これからは雨の日で出かけられるので安心です。が、私は3カ月ごとの診察日だけ、デマンドタクシーがあるからと言っても行くところはなし。トホホ!
高齢者だけのサービスはもう余りおねだりしたくないですが、身障者になってみてつくづくありがたいなぁと思う制度があって助かります。
マイナンバーにそろそろ加入しなくちゃ・・。
そうでしょう、誰が考えても無謀な策だと思うでしょうね。デザイン料だけでも4000万円とか、まったくあきれます。地方の小さな自治体がこれですからね。今が良ければ、自分さえよければ、そういう市民が多いということです。いつか大きなしっぺ返しが来るようで怖いですわ。まあ私はいないでしょうが…。
とてもグッドアイデアとは言えませんね
往時の賑わいを呼び起こす海運船を造れば好いという安易な発想?のように見受けられますが。
日本遺産「北前船」寄港地追加認定だけでは少々物寂しい取り組みですね。
模型作成でも2億とは大判振る舞い
備前市のお宝は無尽蔵なのかと
今さえ良ければ安泰の市政では
将来が思いやられます。
よそ様の事ほっておいて!と言われそうm(__)m
当初、申し込み者数は数百名と発表しました。その後、無料のスマホ教室を開設したとか。でも市のHPを見てもそれ以降はどうなったか、全く報告はありません。
デマンドタクシー料金は近隣の町では1回200~300円で運行しています。無料から有料にするのは容易ではありません。200円でもありがたいのに…。
それにもう一つ問題が。当市の大多府島には北前船が寄港した往時を物語る遺跡や遺物があります。そこを観光名所にすべく、2億を超える大金を投じ、新たに船を造るとか。現在、船は4隻あるそうで、それらを利用するならともかく、新たに造船するとはどうにも解せません。小豆島フェリーでさえ12月で運行停止になるというのに…。8対7で可決したとか、なぜ市民は批判の声を上げないのか、それが不思議です。
事業として成り立っているのですか?
地方の財政は何処も苦しいと想像出来るのですが、
御地の大判振る舞いには仰るとおり
高い代償が付いてくるのではと
他人事ながら不安な気持ちを覚えます。
デマンドタクシー制度だけは続きますように
応援していますよ。
海と白い雲 これさえあれば気分は爽