わが町の隣町にある陸上自衛隊日本原演習場では11日から23日まで、陸上自衛隊と米海兵隊の日米共同訓練が行われている。香川県善通寺市の陸自隊第14旅団15普通科連隊350人と、在沖縄の米海兵隊第31海兵機動展開隊150人が参加した大規模な合同訓練である。
米海兵隊は10日午前4時50分ごろ、自衛隊の車両が先導するなか、バスに分乗して、奈義町滝本の同演習場に次々と到着したらしい。夜半の移動は、反対派住民を刺激するのを避けたためであろうが、もういつものことで地元民や近隣の住民はそれほど関心があるようには見えない。これもいつものことだが、連合岡山傘下の労組など参加者1200人が、訓練に反対する集会とデモ行進を行い、正門前で隊員に訓練中止を求める抗議文を渡したそうである。
しかし、この奈義町は陸上自衛隊日本原駐屯地があるがために町の財政が潤っているわけで、この町だけは平成の大合併に与さず単独町制を維持している。そのため地元住民は反対も賛成もしかねるという中途半端な立場にあるようだ。
以前は駐屯地につながる国道で、自衛隊のトラックや装甲車が隊をなして往来するのを度々見かけたが、駐屯地の規模が多少縮小されたこともあってか、そういえば最近はとんと見なくなった。訓練はニュースで見てる分には物珍しいが、これが実戦となると空恐ろしい。
12日には実動訓練。13日は市街地戦を想定した訓練を行った。新聞によれば、「住民が避難した後、建物に潜む敵を一斉攻撃するという想定で、演習場内の仮設小屋を使用、日米約60人ずつがそれぞれ攻撃の様子を空砲で実演した。米の隊員約50人は、敵から姿を隠すため発煙手りゅう弾を投げて煙幕を出し、林の中から突撃。建物に向けて小銃や機関銃を連射した。建物内にいた数人からの小銃による応戦を地面を這うなどして避け、約10分間で制圧した」という実戦さながらの訓練で、ニュースを見ていると映画の一場面かと思う。しかし現実には、こういった実戦が世界中のあちこちで起こっているのである。
14日は実弾を使い至近距離からの小銃、拳銃射撃を実施。15日は地雷原の除去、16日は歩兵と戦車による突撃訓練を実施。17日以降は非公開で、市街地戦闘などの総合訓練を行う予定であるとか。
考えてみれば、憲法第9条がある限り、いくら訓練で鍛えても実戦で力を発揮することはできないのである。今の自衛隊は国防が重要な役割だが、この訓練内容は将来の実戦を想定しての攻撃訓練のように思えて、何だか矛盾を感じる。
余談だが、先日、「陸上自衛隊第10師団司令部(名古屋市)は14日、滋賀県高島市のあいば野演習場で訓練中だった第10特科連隊(愛知県豊川市)の1等陸士の男性隊員(20)が、小銃などを持ったまま行方不明になった」という新聞記事を見た。
訓練中に隊員が行方不明になったという話は、今年6月12日のブログにも書いたが、あの時は2件続いて起きたのである。どちらもレンジャー訓練中道に迷って、足を捻挫して動けなくなったり、斜面を滑り落ちて助けを求めていたというものだった。今回は700人態勢で付近を捜しているということだったが、どうなっただろうか。どうも頼りない話である。
米海兵隊は10日午前4時50分ごろ、自衛隊の車両が先導するなか、バスに分乗して、奈義町滝本の同演習場に次々と到着したらしい。夜半の移動は、反対派住民を刺激するのを避けたためであろうが、もういつものことで地元民や近隣の住民はそれほど関心があるようには見えない。これもいつものことだが、連合岡山傘下の労組など参加者1200人が、訓練に反対する集会とデモ行進を行い、正門前で隊員に訓練中止を求める抗議文を渡したそうである。
しかし、この奈義町は陸上自衛隊日本原駐屯地があるがために町の財政が潤っているわけで、この町だけは平成の大合併に与さず単独町制を維持している。そのため地元住民は反対も賛成もしかねるという中途半端な立場にあるようだ。
以前は駐屯地につながる国道で、自衛隊のトラックや装甲車が隊をなして往来するのを度々見かけたが、駐屯地の規模が多少縮小されたこともあってか、そういえば最近はとんと見なくなった。訓練はニュースで見てる分には物珍しいが、これが実戦となると空恐ろしい。
12日には実動訓練。13日は市街地戦を想定した訓練を行った。新聞によれば、「住民が避難した後、建物に潜む敵を一斉攻撃するという想定で、演習場内の仮設小屋を使用、日米約60人ずつがそれぞれ攻撃の様子を空砲で実演した。米の隊員約50人は、敵から姿を隠すため発煙手りゅう弾を投げて煙幕を出し、林の中から突撃。建物に向けて小銃や機関銃を連射した。建物内にいた数人からの小銃による応戦を地面を這うなどして避け、約10分間で制圧した」という実戦さながらの訓練で、ニュースを見ていると映画の一場面かと思う。しかし現実には、こういった実戦が世界中のあちこちで起こっているのである。
14日は実弾を使い至近距離からの小銃、拳銃射撃を実施。15日は地雷原の除去、16日は歩兵と戦車による突撃訓練を実施。17日以降は非公開で、市街地戦闘などの総合訓練を行う予定であるとか。
考えてみれば、憲法第9条がある限り、いくら訓練で鍛えても実戦で力を発揮することはできないのである。今の自衛隊は国防が重要な役割だが、この訓練内容は将来の実戦を想定しての攻撃訓練のように思えて、何だか矛盾を感じる。
余談だが、先日、「陸上自衛隊第10師団司令部(名古屋市)は14日、滋賀県高島市のあいば野演習場で訓練中だった第10特科連隊(愛知県豊川市)の1等陸士の男性隊員(20)が、小銃などを持ったまま行方不明になった」という新聞記事を見た。
訓練中に隊員が行方不明になったという話は、今年6月12日のブログにも書いたが、あの時は2件続いて起きたのである。どちらもレンジャー訓練中道に迷って、足を捻挫して動けなくなったり、斜面を滑り落ちて助けを求めていたというものだった。今回は700人態勢で付近を捜しているということだったが、どうなっただろうか。どうも頼りない話である。
ただ、核を持った国、乃至は核を何時でも持てるよと脅かす国が優遇されているのが大いに不満です。
自衛隊員の訓練、防衛省があんな騒ぎになってるからデモンストレーションかも知れませんね。でも近くでやったから胸騒ぎがしたでしょうが全国のどこかで一年中やってるようです。
第9条が改正されれば自衛隊は自衛軍となって、やがては実戦地に派遣されるのでしょうね。
それを想定しているかのような訓練内容でも誰も関心は持っていません。ただ、右翼の宣伝カーが連日大きな声でわめきたてているだけです。
核を持っているだけで、北朝鮮にはアメリカも手を出せません。いまや日本より大きな力を持った国になっているようです。
窃盗で逮捕ですか。厳しい訓練がいやになって脱走したのでしょうかね。今時の軟弱な若者には耐えられないのでしょう。衣食住が保障されているとはいえ、自衛隊員のなり手が少なくなっているそうですね。
この訓練は9月ごろには決まっていたようです。自国の隊員だけの訓練は何年に一度かありますが、今回は米軍の参加人数が多く、規模も今までにないものだといいます。
自衛隊の役割が、自然災害時の救出・援助部隊に留まって済むような世の中であれば良いですけどね・・・。今は、警察官も教師も、情けない人材が増えて、やれやれと思うこと度々です。一般庶民(特に女性?)の方が、よほど逞しかったりして(笑)?
若い方々には、職に対する意欲と責任感を、もっと持って頂きたいものですねー。
秋田のほうは雪ですってね。この辺も今日は寒いですよ。蒜山地方は昨日が初雪でした。
寒いと訓練も大変でしょうね。軟弱な若者を鍛えるにはいいでしょうが、耐えられなくて落伍するようでは困りますね。
これが軍隊なら懲罰ものです。