つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

西日本豪雨から1ヶ月・・・

2018-08-09 | お気の毒です

   

 立秋は過ぎたが、相変わらず厳しい残暑が続いている。やはり「暑さ寒さも彼岸まで」なのかな? 
 だが立秋の日から、急に朝晩が涼しくなってびっくり。扇風機の風量を「ベビー」にして寝たが、夜明けに寒くなって目が覚めたほどである。 
 朝5時、冷気が漂う中、空気は澄んで山がきれい。久しぶりに心地よい早朝ウオーキングだった。さっき外を見たら、トンボが何十匹も群れをなして飛んでいた。赤トンボではないみたいだが、あんなに群れを成して飛んでいるは初めて、秋を知らせているのかな?
 やっとサルスベリが開花した。二季咲きで例年なら1回目は7月初め、2回目は10月ごろに咲くのだが、今年はなかなか咲かないのでもうダメかと思っていた。咲いてくれてありがとうネ。 
  

 西日本豪雨から6日でちょうど1ヶ月。が、まだ避難所生活をしている人が2199人もいるという。先の生活が見えない不安を抱きながら、どのような気持で日々を過ごしているのか、想像もつかない。
 そうした被災者にとって、ボランティアは心身の大きな支えになっているそうだ。これまで県内外から5万人近い人たちが駆けつけてきたというが、連日の厳しい炎天下のもと、復旧に汗を流すボランティアの姿には頭が下がる。
 この1ヶ月というもの、西日本豪雨関連の記事を読んで感動の涙を流さない日はない。「4日間のお盆休みを前倒して取ってきた」という会社員、「夏休みに有意義な活動をしたかった」という女子大生。また「寄付するほどお金はないが、時間ならいくらでもある」という東京都の会社員女性、「友人の家の手伝いを」と部活仲間とやってきた中高生たち。その他、有給扱いにしてボランティア活動を後押しする企業も少なくないという。なんとすばらしい人たちだろうか。こういう記事を目にするたびに胸が熱くなり、涙腺がゆるむ。
 また、地元の山陽新聞社会事業団を通して寄せられた義援金は、8月3日現在総額5億4423万5639円だそうである。10日が締め切りだそうだが、今日も義援金に応募した方々の氏名がたくさん掲載されていた。小さな善意も数多く積もり重なればこんなにも大きな力になるのか、と改めて感じた。日本人ってすばらしいネ!  

 被災地の悲惨な状況は、実際に自分の目で見て初めて実感できる。家も車も樹木も、すべてが泥水の中、そんな状況をかつてこの目でみたことを思い出した。
 いつのことか記憶は定かでないが、たしか愛知県だったと思う。30歳から10年ほど、毎年9月上旬に東京へ行く用事があって、その帰りの新幹線の中から見たのを覚えている。
 記憶をたどりネットで調べて、該当したのは昭和51年9月8日から14日にかけて、岐阜・愛知・三重県など東海地方に上陸した台風17号である。この台風による集中豪雨で河川が増水・氾濫、各地で甚大な浸水被害が発生したそうだ。
 すでに台風は去り、お天気は回復していたが、見渡す限り泥水に浸かった家と樹木だけ、まるでセピア色の写真のようだった。
 今ほどではないが新幹線は早い。見るまに通り過ぎたが、あの衝撃的な光景に声も出なかったことを覚えている。

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4 コメント

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風水害の恐怖 (sirousagi gamanoho)
2018-08-09 16:52:35
本当にこの一ヶ月被害地のニュースに心痛む日々。
岡山山市に本部を置く国際医療ボランティアAMDAの活動が毎日メールで送られてくる。(賛助会員になって10年以上、大きな災害時には僅かながら募金に協力)
猛暑の中できめ細かな対応に当たる医療ボランティアの方々の様子を知ることが出来る。
何時何処ででも起きうる自然災害、自分の身に置き換えて熱い支援を送る尊い活動をお手伝いは無理だが、せめて「気持ちは繋がっていますよ」と応援したい。
共有する温かな心がどんどん増えてゆきます様に。
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Unknown (オールドレディー)
2018-08-10 08:51:03
★shirousagi gamanohoさま
これまでは被災地が遠かったので、その後の様子を詳細に知ることはできませんでした。
が、今回はローカル番組や地元新聞で毎日報道されるので惨事をより身近なことと実感しています。
AMDAの活動は全世界の知るところで、岡山県人の誇りです。賛助会員になっておられるとか、私も見習わねば…。
今でも全国各地から多くの義援金が送られて来ています。本当に有難いことです。被災地の皆さんも大きな勇気を頂いて心強く思っていることでしょう。一日も早い生活再建を祈るばかりです。
気のせいか立秋から少し暑さが和らいだように感じます。もう少しの辛抱ですね。頑張りましょう。
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オールレディさま (suri-riba)
2018-08-11 12:30:36
各地での大雨災害は珍しくなくなり常態化してしまったが、今回は特に被害甚大で、また
この猛暑。にも拘わらず、ボランティアがあとを絶たない という事に胸が熱くなります

こんな若者、壮年に未来は捨てたものではないなぁ・・と。私ならもう立ち上がれないだろうなぁと感じたりしています。
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Unknown (オールドレディー)
2018-08-12 09:08:36
★suri-ribaさま
いつも思うことですが、いざ何か起こると多くの人が自主的に立ち上がります。義援金も締切が過ぎたのに、まだまだ寄せられています。素晴らしいことです。
が、東日本大震災のように、住み慣れた土地を離れる人も少なくないようです。年寄りには一からの生活再建は並大抵のことではないもの、私なら助かりたくなかった、そう思うでしょう。
暑さも少しずつ和らぎつつあります。もう一息頑張りましょうね。

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