いろはにぴあの(Ver.3)

ピアノを趣味で弾いています。なかなか進歩しませんが少しでもうまくなりたいと思っています。ときどき小さな絵を描きます。

音楽は生きることだと

2011年01月05日 | ピアノ・音楽
 小澤征爾氏が復帰後最初にチャイコフスキーの弦楽セレナーデを指揮するまでの番組の録画も見ました。指揮できるのは20分までだという指導を医師から受けていたものの、オーケストラの団員に伝えたいことはたくさんあり、言葉だけではなく体を張って豊かな表情こまやかな動きを通して、伝えたいことを一生懸命伝えていました。団員達の感想は、彼の熱い情熱は消えなかったし今までよりもさらに圧倒された、というものでした。小澤氏自身も時間があるために、楽譜をじっくり読むことができ、例えば何度も演奏した弦楽セレナーデでも、新たな発見があった、ということを話されていました。そして復帰後最初の本番の演奏。限られた時間に小澤氏も団員も精いっぱいの力を振り絞って演奏していました。
 番組が終わる寸前でしょうか、小澤氏が大変印象的なことを話していました。自分は音楽家でよかった。音楽は生きることにもつながっていると思うのだ。よい音楽を奏でたり味わったりするためにはお金がかかる、とも言われているけど、自分はそのようには思わない。たとえばお風呂での鼻唄からも音楽が始まっている。病気をしてこのようなことを感じるのは、あまりにもおこがましいのかもしれないが、生きると言うことと音楽とを結び付けて考えるようになった。どんな人にも音楽はあり、生きる源となっていると自分はますます感じるようになった、という趣旨の話でした。
 生きるための音楽、音楽を通じて生きる、というのは、きれいごとなのでしょうか?たとえば音楽で生計を立てていない人たちにとっては。音楽を通じて勇気づけられたことの多かった私にはそうは思えません。音楽に楽しさ、勇気、生きる力を与えてもらったことが本当にたくさんあるから。音楽自体、エネルギーが多いものなので、反対のエネルギーも持っているかもしれません。しかし、人が自分のために人のためにつくるものだから、やっぱり人が生きるために出したい伝えたいものを出したものになっていると思うのです。
 
 今日も休みだったので録画を見ていました。その後買い物に出たのですが、なんと買ったものを置いたまま帰ってしまい、家で気づくという状態に。焦りましたが無事に見つかって本当にほっとしました。新年早々やってしまいました。
 そろそろ体も心も日常のリズムに戻したほうがよさそうだ、と思った次第です。
 
 コメなし状態が続き申し訳ありません。書きたいネタがあるのでブログ自体は続けているのですが。。。
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