いろはにぴあの(Ver.3)

ピアノを趣味で弾いています。なかなか進歩しませんが少しでもうまくなりたいと思っています。ときどき小さな絵を描きます。

練習会

2011年01月10日 | ピアノ・音楽
 今日は練習会でした。今年になってはじめての練習会ですが、発表会前の練習会でもありました。
 2部屋だったのですが、鍵盤の重さが違っていました。気をつけて弾きたい、と思っていたところが緊張も手伝って思ったように弾けません。もっとめりはりをつけたいのに、色や表情をつけたいのに、そして外したくないのに、なかなか思ったようには弾けないものです。しかしテンションはあがりました。どこまでがんばれるでしょうか?少しでもめりはりがつけられますように、色や表情がつけられますように、思いが出せますように。

アリス=紗良・オット ピアノリサイタル 追記

2011年01月10日 | ピアノ・音楽
 リサイタルのプログラムを読んだ。アリス=紗良・オットがピアニストを志望した理由は「言葉にならない感情を、音楽でなら表現できると思った」ということらしい。初めて聴いたコンサートの後で、3歳のときのことだった。3歳と言えば物ごころがやっとつくような年齢だと思うのに。。。そのときから違っているのだ、すごいと思った。ちなみに、彼女はショパンのワルツについてこのようなことも述べている。「ワルツは彼の作曲家人生すべての軌跡を反映しているし、ポーランドとフランスの間で引き裂かれた個性、そして生涯を通じたアイデンティティの探究を映し出しています。私も日本人とドイツ人の間で、同じような分裂を覚えます。私が完全に自分の国にいると感じるのは、音楽のなかでだけです」(ライナーノーツから)最後の2文は彼女の個人的な体験に基づいた思いだと思う。最後の1文は胸が痛くなった。その一方で思った。彼女の自分の国だと思っている音楽は、国境はなく、多くの人の心を動かしている。私の心も動かしたから。音楽には国境はない、という言葉がきれいごとではなく重みをもって伝わってくるような気がした。
 華奢でかわいらしい方だがその中にあるものは大変熱いのだ。

 それからなんと演奏中に携帯で写真を撮っている人がいたのには唖然とした。シャッター音まで聴こえてきた。あの中では注意もできないだろう。そこにつけこんだような気がした。どんなに写真に残しておきたいと思ったとしても、やっていいことと悪いこととがあると思う。彼女や他の客や係員の方たちに対して大変失礼だと思う、残念だった。

 彼女のショパンのワルツのプロモーションビデオを貼り付けておきます。