今日は「ショパン国際ピアノ・コンクール2010入賞者ガラ・コンサート」に行ってきました。友人からの情報でこのコンサートを知りました。本番も近いのですがこちらも貴重なものに思え申しこみました。オーチャードホールだったのですが予想通りとはいえ、ものすごい人、人、人。開演前から酔いそうでした。
プログラムは以下の通りでした。
ダニール・トリフォノフ(第3位)
ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11(エディション・コンポーザー、サンクトペテルスブルグ)
(アンコール)ダニール・トリフォノフ作曲「ラフマニアーナ」よりフィナーレ
-----(休憩)-------
フランソワ・デュモン(第5位)
即興曲第1番 変イ長調 作品29
スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 作品39
(アンコール)ショパン作曲 12の練習曲作品10-5「黒鍵」変ト長調
インゴルフ・ヴンダー(第2位)
ポロネーズ 第7番「幻想」 変イ長調 作品61
(アンコール)モーツァルト作曲/ヴォロドス編曲「トルコ行進曲」
ルーカス・ゲニューシャス(第2位)
ポロネーズ第5番 嬰へ短調 作品44
12の練習曲 作品10 第2番 イ短調
12の練習曲 作品25 第4番 イ短調、第11番 「木枯」イ短調
(アンコール)ショパン作曲 ワルツ第4番へ長調作品34-3
-----(休憩)-------
ユリアンナ・アヴデーエワ(第1位)
ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11(ナショナル・エディション)
(アンコール)ショパン作曲 ワルツ第5番変イ長調作品42
トリフォノフはファッツイオリで演奏しました。繊細で心のこもった演奏でした。第1楽章の中間部相当突っ走っていました。これは彼の思いからきているのでしょうか。そしてアンコール。美しくて深みのあるロシアっぽい曲です。すくなくともショパンではないはず、おそらくラフマニノフだろう。そう思いながらアンコールコーナーに足を運んだら、なんと彼作曲のラフマニアーナでした。若い彼、将来が楽しみです。
デュモン。輪郭がはっきり、陰影が豊かな演奏だったと思います。即興曲1番の演奏が印象的でした。
ヴンダー。大好きな幻想ポロネーズの賞を取られた方です。音色がすばらしいという評判を聞いていたのですが、私のいた三階席でも遠さを感じさせないぐらい弱音も強い音も艶やかに伝わってきたのがすごかったです。音のパレットを果てしなく持っているのでしょう。深い想像力を感じさせるスケールの大きな演奏だったと思います。この曲を弾いたことのある隣にいた人(旦那)もうなっていました。アンコールの「トルコ行進曲」では超絶技巧を披露しました。トルコ行進曲もアレンジ次第であそこまで豪華な曲になるのですね。
ゲニューシャス。まっすぐなエネルギーを感じさせる演奏でした。ポロネーズどっしりとしていて力強かったですね。エチュードの演奏も印象的でした。作品10-2、こんなに美しい曲だったのですね。それから作品25-11の木枯らしの解釈がユニークに思えました。曲の中からメロディーを見つけていました。少なくともポリーニをはじめとした今まで耳になじんでいた演奏とは違っていたような気がします。具体的に言えないのが残念なのですが。
そして最後に優勝者のアヴデーエワ(ユリアナさんとも読んでいました)。パンツスーツでさっそうと現れました。オーケストラの演奏とじっくりと対話しており貫禄あふれる演奏でした。第2楽章、しっかり歌いこんでいては美しかったです。安心できる演奏でした。ただ、オーケストラも含め、ちょっと聴きなれたピアノ協奏曲第1番とは違っていたような気がします。ピアノ協奏曲にもエディションがいろいろあったのですよね。今回の出演者も、今日以外の演奏を入れたら3種類のエディションで演奏していました。これらの違いについて聴き比べてみるのも楽しそうですね。なんといつか譜読みしてみたいとまで思ったのですよ(アマチュアだからいいですよね、こういうことを書いても)時間のあるときにやってみたいです(自分で見つけられるかどうかというのもあるのですが)
本当にすばらしいコンサートでした。さすが、厳しいコンクールを勝ち抜いてきただけの方たちだと思います。ただ、ヴンダー氏の演奏中にまた携帯らしき音が聴こえてきたのが本当に残念。その後係員の方が注意するようになりましたが、困ったものです。
この中からおっかけしたい人、います。また来日してほしいです。
今日のコンサートはNHKの撮影が入っており、5月頃(放送日は未定)、BSプレミアム(新・BS2)で日曜日午前6:00~7:55に「特選オーケストラ・ライブ」で放送されるそうです。
私の本番も近づいてます(汗)彼らの足元以下にも及ばない貧相な状態なのですが、がんばってるつもりです。今日もらったエネルギーをいい方に生かせますように!
プログラムは以下の通りでした。
ダニール・トリフォノフ(第3位)
ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11(エディション・コンポーザー、サンクトペテルスブルグ)
(アンコール)ダニール・トリフォノフ作曲「ラフマニアーナ」よりフィナーレ
-----(休憩)-------
フランソワ・デュモン(第5位)
即興曲第1番 変イ長調 作品29
スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 作品39
(アンコール)ショパン作曲 12の練習曲作品10-5「黒鍵」変ト長調
インゴルフ・ヴンダー(第2位)
ポロネーズ 第7番「幻想」 変イ長調 作品61
(アンコール)モーツァルト作曲/ヴォロドス編曲「トルコ行進曲」
ルーカス・ゲニューシャス(第2位)
ポロネーズ第5番 嬰へ短調 作品44
12の練習曲 作品10 第2番 イ短調
12の練習曲 作品25 第4番 イ短調、第11番 「木枯」イ短調
(アンコール)ショパン作曲 ワルツ第4番へ長調作品34-3
-----(休憩)-------
ユリアンナ・アヴデーエワ(第1位)
ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11(ナショナル・エディション)
(アンコール)ショパン作曲 ワルツ第5番変イ長調作品42
トリフォノフはファッツイオリで演奏しました。繊細で心のこもった演奏でした。第1楽章の中間部相当突っ走っていました。これは彼の思いからきているのでしょうか。そしてアンコール。美しくて深みのあるロシアっぽい曲です。すくなくともショパンではないはず、おそらくラフマニノフだろう。そう思いながらアンコールコーナーに足を運んだら、なんと彼作曲のラフマニアーナでした。若い彼、将来が楽しみです。
デュモン。輪郭がはっきり、陰影が豊かな演奏だったと思います。即興曲1番の演奏が印象的でした。
ヴンダー。大好きな幻想ポロネーズの賞を取られた方です。音色がすばらしいという評判を聞いていたのですが、私のいた三階席でも遠さを感じさせないぐらい弱音も強い音も艶やかに伝わってきたのがすごかったです。音のパレットを果てしなく持っているのでしょう。深い想像力を感じさせるスケールの大きな演奏だったと思います。この曲を弾いたことのある隣にいた人(旦那)もうなっていました。アンコールの「トルコ行進曲」では超絶技巧を披露しました。トルコ行進曲もアレンジ次第であそこまで豪華な曲になるのですね。
ゲニューシャス。まっすぐなエネルギーを感じさせる演奏でした。ポロネーズどっしりとしていて力強かったですね。エチュードの演奏も印象的でした。作品10-2、こんなに美しい曲だったのですね。それから作品25-11の木枯らしの解釈がユニークに思えました。曲の中からメロディーを見つけていました。少なくともポリーニをはじめとした今まで耳になじんでいた演奏とは違っていたような気がします。具体的に言えないのが残念なのですが。
そして最後に優勝者のアヴデーエワ(ユリアナさんとも読んでいました)。パンツスーツでさっそうと現れました。オーケストラの演奏とじっくりと対話しており貫禄あふれる演奏でした。第2楽章、しっかり歌いこんでいては美しかったです。安心できる演奏でした。ただ、オーケストラも含め、ちょっと聴きなれたピアノ協奏曲第1番とは違っていたような気がします。ピアノ協奏曲にもエディションがいろいろあったのですよね。今回の出演者も、今日以外の演奏を入れたら3種類のエディションで演奏していました。これらの違いについて聴き比べてみるのも楽しそうですね。なんといつか譜読みしてみたいとまで思ったのですよ(アマチュアだからいいですよね、こういうことを書いても)時間のあるときにやってみたいです(自分で見つけられるかどうかというのもあるのですが)
本当にすばらしいコンサートでした。さすが、厳しいコンクールを勝ち抜いてきただけの方たちだと思います。ただ、ヴンダー氏の演奏中にまた携帯らしき音が聴こえてきたのが本当に残念。その後係員の方が注意するようになりましたが、困ったものです。
この中からおっかけしたい人、います。また来日してほしいです。
今日のコンサートはNHKの撮影が入っており、5月頃(放送日は未定)、BSプレミアム(新・BS2)で日曜日午前6:00~7:55に「特選オーケストラ・ライブ」で放送されるそうです。
私の本番も近づいてます(汗)彼らの足元以下にも及ばない貧相な状態なのですが、がんばってるつもりです。今日もらったエネルギーをいい方に生かせますように!