サンシャイン水族館で私が最も驚いたのが、マンボウをじっくりとみることができたことでした。大きいながらも繊細なマンボウ、完全に制御された環境の中、特別な水槽に1匹だけで写真を撮るのも控えめにしようとしていた印象があったのですが、サンシャイン水族館は比較的明るい水槽に2匹、まったく人見知りもなく堂々とした様子で泳いでいました。写真も非常に撮りやすかったです。それにしても本当に大きな魚ですよね。
帰りに池袋に寄りました。寒いながらも人がすくなくてのんびりしていた川越とは一転、暖かいものの人が非常に多くごちゃごちゃしていました。さらににぎやかなところ、サンシャインの水族館に行きました。都心の高層ビルの中に水族館があること自体興味深かったし、どのような展示がなされていて、どのような魚に巡り合えるのか楽しみにしていました。しかし入る前から人、人、人で酔いそうでした。狭いスペースの中魚の解説もくわしく、魚もすごしやすいように配慮して展示してありましたが、どちらかと言えば魚よりも若者たちを見たと言ったほうが当たっていたような気がします。しかし、このような都心のど真ん中に水族館がある、ということは、多くの人が身近に魚と触れ合うことができるきっかけとなる、という点で、意味があると思います。でかけるのは午前中か平日の昼間をお勧めしますが。。。
その中で印象に残り、幸い写真に撮ることができた生物を紹介します。大きなカニに巡り合うことができました。タカアシガニという蟹で、存在感にあふれていました。色も鮮やか形も美しく、見応えたっぷりです。
ちなみにミズダコという大きなタコにも巡り合えたのですが、そちらは写真には収めることができませんでした。
川越駅から北に向かって歩いていくと、瓦ぶき屋根で蔵造りの美しい建物が並ぶタイムスリップしたような通りに巡り合えます。その建物の中でちゃんと人々の生活が息づいています。そのようなところが首都圏にあるのにまず感動。芋菓子、という素敵な看板のお店は、川越で有名な菓子店「亀屋栄泉」です。さつまいもを原材料としたおいしい芋菓子を作ってきました。つまんでみたら素朴でとてもおいしかったです。建物の2階には当店の芋菓子製作の歴史を表した「芋菓子の歴史館」があります。
鐘の鳴る町と言えばヨーロッパだけではないのですね。この時の鐘は、江戸時代初期の寛永年間(1624年~44年)に建てられ、明治26年(1893)の大火の翌年に再建された、川越のシンボルともいえそうな時計台です。かつては人が決まった時間に時を知らせていましたが、今は1日4回(午前6時、正午、午後3時、午後6時)、機械によって鳴っています。午後3時の鐘を聴くことができました。
地図を見たら「菓子屋横丁」というところが載っていました。お菓子屋さんが並んでいるところだろうか、と思っていたら、そのとおりでした。飴玉、おせんべい、お団子などが売られていて、昔の駄菓子屋さんのようなのどかな風景でした。ふくれせん、という、川越特有と思われるおせんべいもありました(残念ながら買って帰りませんでしたが)
その1とは反対方向から見た街並みです。「フカゼン」という古くて大きな看板のお店は「深善美術表具店」という額縁や掛け軸などを売っている美術表具店で、元文3年(1738年)創業のお店です。このようなレトロな看板のお店を見るとうれしくなってしまいます。