くるまと空とノンキ者

好きな車で空と語り、雲になり風になりどこまでものんびりと

森のノンキ者

2007-06-15 | Weblog
カチ、カチ、今日もダイヤルを右に左に回し
 
 重い扉の洞窟から書類の山をどっさり持って
   自分のデスクの前に山済みされていく。

     いつもの様に並べ いつもの様に積み重ね
      一つ一つ処理して行かないと間に合わない。

不思議な物で、他人が見るとだらしない様な山の中も 
   場所と位置と どの辺に何があるのか?
     ちゃんと自分では分かっているのが不思議なものだ。(笑)
     
      但し、整理されたら迷路と同じで、もう大変(笑)

        
その時である 何処からか ウグイスの泣き声が

 「ホーホケキョ ホーホケキョ」えっ!このあたりにウグイスが?
   とっ、思ったら 誰かの携帯のメロディーだった。

その時、あ~ダメだ~
 小鳥の鳴き声を聞くと・・ 魔法に掛かってしまう ノンキ者(私のことです)




こんなに天気のいい日は、やっぱりリンゴ園だな
  おらっ、やっぱりコンクリートの中より 緑の中が一番だな?

あ~なんて気持の良いことだ 

 もう嬉しくて 楽しくて その辺をゴロゴロと転げ回った
  
  あれれ~ なんか変だぞ~ だんだん体が小さくなって行くのだ~



周りには白の妖精さんたちが 元気良く遊んでいました。

 「わ~人間かと思ったら ノンキ者さんだったんだね

  いっしょに遊ぼうか

   でも最近、自然がだんだん壊されているんだ

    ここは まだ 大丈夫だけど 向こうの森に行ってごらん」


私は、小さい体のまま 妖精さんに聞いた方向に行ってみた。



たしか この丘を越え あの谷間を越え・・・・

 その時だ ガサガサと音が近づいて来た

   や~こんにちは だれかと 思ったら きつねのゴン太くんでは

    「ね~何処へ行くの」

   森の香りさんに遊びに来たんだ

     「それじゃ ぼくの背中に乗って」

   私は ゴン太君の背中に乗って 緑の中を何処までも駆け抜けた




わ~とっても気持がいいな~

  緑の中って とっても気持がいいな~

    気が付かなかったけど 小さくなると 林の中って走りやすいな~




もう何だか 私の体が 少しづつ 緑に染まりかけているみたい

  もう 心もからだも しっかり自然に溶け込んでいるみたい

    その時 ゴン太君が 立ち止まった

  あれっ どうしたの!


 
   

      ほら! あそこに見えるのが

            この地域の 山神様だよ。     


6月初旬の新緑空間の中でノンキ者になりました。    

                    
    
       
コメント
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