山口県周防大島物語

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今年の年金UPは2.7%

2024年01月19日 13時53分04秒 | 談論風発
今年の年金支給額は2.7%と発表されました。

昨年の物価上昇が3.1%なので実質的に目減りします。
昔は物価上昇%がそのままUPされていましたが、年金財政を守るため、マクロスライドなるものを考えだしたのでインフレ局面ではどんどん年金生活者は生活が苦しくなります。

マイナス金利ですから物価上昇分現在の預金は目減りしますので実質、貯蓄も減っていきます。

今年から新NISAが発足しますから、預金から株式投資へと政府は囃してますが、老人には殆どメリットはありません。新NISA導入で年初から株価が大幅に上昇とマスコミと証券会社が囃してますが、今の大幅上昇は新NISAとは全く関係ありません。現在の上昇を支えているのは外国投資家の大幅な買い越しが原因でNISA等の国内個人投資家はここぞとばかりに売りまくっていますので大幅な売り越しです。マスコミも根拠のない報道をすべきではありません。株の玄人は分かってますから問題ないですが、素人、特に年金生活者は小銭を持ってるだけに火傷します。

今春は初任給が30万円を超える会社が続出しますので、物価はそれ以上に上がるでしょう。

スーパーやコンビニは昨年は大幅に売価を上げましたが、生活苦の国民は一円でも安い所を探し始めました。昨、12月から小売りは客離れが起り始めていますので、今年は大手スーパーを中心に値下げ合戦が起るでしょう。日本銀行の希望とは反対の動きが出始めました。

ただ、大幅円安なので、原材料費、石油、の実質UPは続いていますので、海外物比率の高い産業はとても苦しくなりますね。
コロナ前は1ドル、110円程度でしたが、今は145円です。輸出企業にとってはウハウハですが輸入企業は青息吐息ですね。100円ショップのダイソーの商品も30%近く中身を減らして100円を維持していますが、割高ですから庶民にはすぐ分かったでしょうね。

大幅円安は国としてGDPが世界第三位からドイツに抜かれて第四位に下落しましたね。
もっともドイツのGDP UP多くはインフレに依るものですから実質的にはまだ日本が第三位ですが。

海外旅行が高くなりました。
コロナ前なら十数万円でいけた東南アジアが燃料サーチャージを含めると20万円から30万円になりました。ウクライナ戦争とイスラエル・ガザ戦争が終わらないと石油と食品は下がりません。

失われた30年を生きてきて、少ない年金を今貰っている生活者は今後はインフレで鞭打たれそうですね。

こんなご時世なのに岸田内閣は派閥解散とかで自民党内部で内乱を起こして国民の為の政治をすることができません。
この前まで「経済第一」と言っていたのに、このままでは「行き倒れ解散」か「内閣総辞職」でしょうね。
解散なら自民大幅減でしょうから、「民主党の悪夢」が蘇る可能性がでてきましたね。

爺の愚痴でした。(´;ω;`)


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