大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

インプラントって非科学的です!

2007年03月14日 | Weblog
現在のインプラントは、まだまだ科学的な解析が為されているようで、為されていません。
今回のサンアントニオのAO(インプラント学会)で、その事を再認識させられました。
かなりの事が出来るように成って、その治療上の副次的な結果、コンプリケーションとまともに向かい合う局面を迎えているのです。
つまり、はっきり言ってしまえば、インプラントの良さばかりが強調されて問題点が軽視されて来て、今漸く本当の部分に光が当てられ出している、と言う事でしょう。
この事は、私自身がこのブログ内で、何度も何度もお話しして来た事でもあります。
即時荷重、即時負荷に浮かれてはいけない。
大規模GBRは、少なくとも開業医レベルで、すべきではない。
審美性にこだわり過ぎたり、固定式にこだわならない方が良い。

根拠として、チャンと断面図を見ているのか?
骨を、歯肉を、何処まで治しどれだけの事が出来、その反面として、どれ位のハードルを患者さん、DRが越えなければ成らないのか?

何もかもが全て出会ったDRに力量に委ねられてしまう現状。
インプラントが全てを解決してくれる、万能のマテリアルと考えているとしたら、それは幻想です。

その事を、声を大にして宣言します。

私は、インプラント命で仕事をしていますが、患者さんにとっては必ずしもインプラント命ではない、とも明確に言います。

腕に溺れるDR,夢を託し過ぎる患者さん。
非常に危険な状況が、”今、ここにある危機”として認識出来ていますか。

私は何度でも言います。
インプラントをするには危険な状況であると。

こうとも言えます、今、インプラントをするのはお止めなさい!です。

AOで如何にインプラント治療が本当に難しいか、再認識しました。
私は彼らの如く、フェイラー・フェスティバル(失敗症例の大祭典)等と出来る気持ちには、どうしても成れません。
そこまで意識が高くない、と言われればそうかも知れませんが、失敗症例の検討の講演としてはニギニギしくし過ぎてて、馴染めませんでした。

私なら、もっとしっかりと腰を据えて、議論を重ねたいです。
何故失敗したのか、どうすべきだったのか、どうしたら防げたのか。
又、失敗に到った時どうリカバリーして行くのか、して行けば良いのか。
それでこそ失敗症例検討会になると信じます。

彼らのようにフェイラーフェスティバルと、大きく、やたらに沢山の症例を一堂に会して、短すぎる時間で発表させるスタイルは,おかしいと思います。
私の感じでは、真剣さが不足している、と正直に思います。

最後に繰り返します、今、インプラント治療に危機が迫って来ています。
安易に考えてはいけません。