今日のお仕事はこの患者さんの左下顎の親知らずの抜歯でした。
実はこの患者さん、中学生です。
通常、こんな早い時期の下顎の骨に埋まっている親知らずの抜歯は、何故か保険治療では出来ないそうです。
しかし、私の所では、通常こう言う状態で手前の歯に明らかに悪さする親知らずに関しては、中学生の段階で抜歯させていただいています。
それを、本当に日常的にしているからなんでしょう、うちの場合では保険請求でチャンと通って請求出来ています。
つまり、保険の診療ではこのようなかなりアドバンスは難しい外科手術が出来る、と言う訳です。
しかも、大田区の場合には中学生は全額補助されますので、実質患者さんの金銭負担は全くなく手術が受けられる、と言う恵まれている状況です。
なので、ご理解あるご両親と患者さんご本人が納得されて、こう言うとても難しい抜歯術をさせていただいています。
中学生でも、恐がることなく受けられる外科手術である、と言うことがビックリしていただけたら嬉しいです。
それと言うのも、ダメージを徹底的に与えない、腫れ上がって痛んだりさせない手術の仕方を常に行えるからに他なりません。
この時期でこう言う親知らずを抜歯出来れば、手前の奥歯の後ろ側の骨が病気、バクテリアに侵されることなく、実に綺麗に治癒します。
この患者さんも、このレントゲン写真で写っている向かって左側、患者さんご本人では右側の親知らずも昨年抜歯させていただいているものですが、下段の今回のレントゲン写真見ると、綺麗に骨が出来ているのが良く見えます。
下顎の骨に横に成っている親知らずとかは、良く大人になって歯茎が痛んだりしてから抜歯されることが多いのですが、実はそれだとやや遅いんです。
どう言うことかと言うと、親知らずに手前の歯の奥側が侵されてしまって、表面がざらざらになっていたり、バクテリアが付着していたりして、抜歯した後も歯周ポケットが残ってしまうことが良くあるんです。
これが後々、そこの部位の歯が悪くなる、ひいてはインプラントとかになる原因になりかねないんです。
ですから、そうならないうちに抜歯してしまう、と言うのはとても正しい選択だ、と私は思います。
でも、患者さんは皆さんとても怖いと思っていますし、痛いのは絶対嫌だ、と思っています。
そのせいで、決断が遅れて、逆に下顎の親知らずの抜歯で辛い思いをする、何て言う羽目になってたりするんです。
それを乗り越えていただくには、こちら側で最大限の努力をして、痛くならない、腫れ上がったりしない外科手術をして差し上げるしかありません。
鎮静法で、手術時には楽であっても、麻酔が切れた後、手術後の翌日、翌々日が辛くて腫れてではお話になりません。
重要なのは手術後の治癒期間、特に炎症が強く出る翌日、翌々日なんです。
辛い思い、痛いとか腫れるとか、そう言うのを経験したくなければ、ここの所を患者さんは良く理解して下さい。
本当にダメージのない、辛くない腫れない痛くない外科手術、治療とは手術だけで済むものではなく、術後の経過、治り切る時間までどう過ごせるのか？なんです。
当院では、それがチャンと出来ているから中学生でもチャンと手術受けられるし、2度目の手術でも逃げないでチャンと受けられるんです。
ここは凄く重要な所です。
手術を受けるのに怖くないから、又受けられる、と言うことが重要ポイントです。
人の一生は必ずしも1回の手術で終われるものではありません。
残念ですが、病気を治す為に何度か受けないといけなくなることもあるんです。
それなのに、毎度毎度手術が辛かったら、痛かったら、腫れ上がったら、嫌になるでしょう。
そうなると、もう良い、手術は受けない、と言う選択をしてしまう患者さんも出てしまうと思います。
その結果不幸せになるのは、その患者さんです。
そう言う不幸の連鎖を断ち切る唯一の方法が、ダメージを与えない低侵襲手術の確立なんです。
ですから、私はありとあらゆる手術に対して、ダメージを与えない、辛くない、腫れない、痛くない、と言うのを目指し追究し続けるのです。
そして、今業界の通常レベルの10年以上先を達成出来ている、と自信を持って宣言出来ます。
即時荷重インプラントでも2000年からしていて、10年以上先を行ってしまいました。
ダメージ与えない低侵襲手術でも2003年から取り組み続け、漸く2010年頃に到って今のレベルに到達出来ました。
まだまだ修練の道は続きますが、今の時点でも患者さんに大丈夫任せて下さいませんか？と言えるようになりました。
これからも業界の常識を塗り替える実例ご報告を写真等使って公開して参ります。
勿論、今日の患者さんの明日の状態もチャンと明日アップし、嘘偽り、画像改造とか一切ないことをご覧にいれます。
本当に、ダメージのない低侵襲手術、サムライ法を私は広める為に頑張ります。
歯周病、歯根破折で骨がないから直ぐにインプラント出来ない、と言われてがっかりしている患者さんは、一度ご相談にお越し下さい。
昨年から始めたゲンちゃん先生のインプラント寺子屋、今年も5月から始めています！
途中参加も大歓迎です。
期日は5月15日から、6月12日、7月17日、8月21日、9月25日、10月23日の全6回です。
時間は3時から6時、参加費は5000円昨年と同じ、据え置きです。
単発でも参加可能です。
場所は以下です。
http://www.anshinkaikei.co.jp/access.html
今年は昨年とは又違った切り口で、インプラント治療を具体的に自分のモノにするノウハウを詳細に語り尽くします。
更には、3月シアトルAO、恩師ラム先生の来日セミナー開催、6月フロリダDentalXP、9月サンフランシスコAAP、10月横浜国際歯科大会と全てに参加して、世界の最新情報も網羅してお伝えしちゃいます。
そして、更に更に11月8，9日には復活したフローラルインプラントセミナーで、水口先生達と組んで土日1.5日実質2日間の濃密なセミナーも開催します。
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