インプラントを扱う所が増えて、患者さんは何処でもしてるモノ、と思われているようです。
しかし、残念ながらインプラント治療を正確に理解してくれている患者さんはまだまだ少ないのが現状です。
インプラントをしたと相談に来られる患者さんの診察をすると、何処に?と驚くことが少なくありません。
実際にレントゲンを撮っても、それらしいモノは写ってません。
そう言う患者さんの話を良く聞くと、どうやらいわゆる差し歯とかの治療をインプラントだと誤解されているんです。
中には、セラミック被せただけのをインプラントした、と言われる患者さんもいます。
何となく高価で綺麗な歯を入れていれば、それがインプラントだ、と思っているのかも知れません。
今一度、インプラント治療とはどんなモノなのか?を知って欲しいです。
インプラントは歯を失った時に、骨にチタン製のネジを埋め込んで歯根部にして、それが骨とくっ付くまで数ヶ月も待って、人工歯根にセラミック製とかの人工歯を取り付けるモノです。
骨にチタンのネジが入って、それを支えにして固定式の新しい人工歯が付けられるのがインプラントです。
取り外し式の入れ歯はガタガタします。
ブリッジの人工歯は、隣りの歯を削られてしまって作るしかないので、削られた歯が脆くなりますし、虫歯になりやすくなります。
インプラントだけが、残っている周りの歯に迷惑を掛けずに人工歯を作れるモノ、なんです。
インプラントとは何か?を正確に知って、正しい治療を受けて欲しいです。
くれぐれも間違えないようにお願いします。