こちらは私の患者さんの総義歯を調整した後の写真です。
簡単に言うと、全体的に綺麗に接触してるのが分かります。
このようにできれば、当然良く噛める、安定している、と言える訳です。
一般の方からすれば、そんなん専門家なんだから当たり前でしょ、と思われますよね。
まあ、私にはここまでやるのは当たり前なんですが、それが歯科業界で当たり前かと言うと、どうなんだろう?が実情なんです。
結果難しいんですよ…これ。
私30年以上前にこれできるようになって、お師匠様から最終的に免許皆伝授かった、と信じてます。
30歳にも満たない若造でしたが、免許皆伝与えられたので、それだけ難しいのかな、と思います。
これできるようになったあと、お師匠様からは、あとは自分で道を極めなさい、道を繋ぐ、託すとこれからの進化、深化を命じられてます、これからをよろしく、頑張りなさい、とです。
そして、21年前から即時荷重インプラント治療に邁進して来ました。
その根底に、お師匠様に授けられ、託された、これができる実力があった、と明言できます。
均等に力を負担させられることって、実は究極的な境地だと思っています。
力が偏れば、必ずそこから壊れて行きます。
噛み癖がある所から壊れて行く。
それを解決することで、壊れ難くできる。
つまり、即時荷重インプラント治療できる、となるんです。
患者さんはそんなに強く噛んでない、と言われますが、モノは水でも壊れる時には壊れるんです。
ここを分かってくれるか否か、が実は一番大事なんです…
理屈で分かることを素直に受け入れられるか否か、が大切なんですよ。
自分ルールでいるから、いつまでも歯が壊れて行くんです。
自分ルールが、歯を壊すことを認めて下さい。
治して治らない、又悪くなるのは、本当は何が原因なのか?
何か人生の道を説いてるみたいですね。