大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

これからAOに行って来ます!

2007年03月07日 | Weblog
サンアントニオは初めてです。
どんなとこなのか、楽しみです。
エキサイティングな3日間、会場から殆ど出ずに出来るだけ講演を聴いて来ます。
アメリカでは、そろそろ牛ではなく豚由来の移植材が出始めていると、聞き及んでいます。
勿論、クロイツフェルトヤコブ病の関連でです。
でも、本来プリオンは1000度以上で焼かれたら死滅する言われていますから、牛由来とは言えBio-ossは1500度以上の高熱処理しているので、問題は無い筈です。
ですから、気分的な問題でないでしょうか。
でも、豚の方が遺伝的には人間に近いので、より良いのかも知れませんね。
驚かれるかも知れませんが、豚と人はかなり近いんだそうです。
ですから、現在遺伝子操作をして、人間に臓器移植出来るようにしようという研究が進んでいる位です。
他人から貰うのではなく、遺伝的に合うようにしてある豚を用いる。
そうすれば、食用に出来る事からも、倫理的な問題はクリアー出来るものだからです。
いずれにしても、医療技術の進歩は止まらないでしょう。
何処まで行くのか、倫理的な問題、科学の問題、ナノレベルで治療してしまう事が可能に成る新しい時代は、生命の倫理観と合わせて考えないといけない難しい問題なのではないでしょうか。
新しい情報は未来を知る為には、避けられないのです。
但し真贋を見定めなければ、迷走してしまいます。
スタージョンの法則、情報の90%はゴミである、は真理だからです。

さて、何が飛び出しますか。
行って来ます。

AO インプラント学会アカデミー・オブ・オッセオオッセオインテグレーション

2007年03月06日 | Weblog
サンアントニオで8,9,10日でインプラント学会です。
午前中のメーカーによるコーポレートフォーラムから聞きたいので、7日中にサンアントニオ入りして、その日に登録して少しだけ観光しようかなと考えていますが、向こうは予定通りには中々行かないんで、到着が遅くなったら観光は諦めます。
学会の初日の講演で、私が注目し続けているDR.J.ガネルズが、どうやらトップスピーカーで講演するようです。
Outcomes of the 2006 State of the Science of Implant Dentistry Consensus Conference「インプラント歯科学で科学的に此処まで判明している2006年次の到達点の成果の合意の会議」の中で、Whatis the Effect on Outcomes of Time-to-Loading of Fixed or Removable Prothesis Placed on Implant(s)?「固定式又は取り外し式のインプラント上の被せた歯における、時間と荷重の成果における効果は何か?」と言う演題で一番始めに講演するようです。
日本語訳下手で御免なさい。
私自身はこのまま英語で理解してしまうんで、何となく雰囲気で理解してるつもりです。
意訳すると、2006年現在で科学的に此処までは科学的に判明している事の合意を創り上げる会議の講演の中で、J.ガネルズがインプラント上の補綴物の時間と荷重、即ち即時荷重で何処まで行けているか行って良いか、と言う演題で講演すると言う事です。
その他の演題を見ても、この先のインプラント治療の方向性を付けようと言う、AOらしい科学に基いた治療をと言うものです。
N.ラング、T.ウィルソン、L.クーパー、T.テイラー等メンバーを見ても錚々たるものです。
ここで、トップバッターで話す事がらだけでも、J.ガネルズが注目を集めている、もしくはアメリカにおいては既に有名なDRです。
その内容は勿論、即時荷重です。
世界では、これだけ即時荷重が広まり、一般的に語られだしています。
彼は当然、ストローマンユーザーです。
その他にも聞きものが目白押しです。
有料のセミナーにも、幾つか私はエントリーしました。
さてさて、どんな話が待っていますか、楽しみです。
報告は必ずします。


即時荷重インプラント治療してはいけない!

2007年03月05日 | Weblog
即時荷重インプラント治療は、今ブランド化していますね。
宣伝文句で即時荷重とか即時負荷とか即日インプラントとか、スピードインプラントとか出して、とにかく色んな表現で早く治せますよと、喧伝されています。
特に昨年の今頃が凄かったです。
DRの皆さんの鼻息が荒くて。
我も我もと挙って即時即時と大騒ぎでした。
では実際の所どうだったんでしょうか?
実態が報告されていませんので、出来るまで後数年を待たなければならないでしょうが、どうも芳しくは無いようです。
何故なら、DR連中の鼻息が小さくなってしまったからです。

私には分かります。
2000年当時から即時荷重をやり始め、既に6年以上の経験を重ね7年目の私には、手に取る様に分かります。

皆、大失敗しだしているんです。
私自身も嫌な経験を患者さんにさせてしまった事があります。
でも幸いな事には、大事に到らずリカバリーを小さな初期の頃で出来て、事なきを得ています。
その結果、何を何時どういう風にして行くべきか、そのノウハウを私は詳細に手に入れています。
全ては前例が全く無く、患者さんとの二人三脚で為せた業でしょう。
少しだけ種明かしをしましょう。
インプラントの動揺度を詳細に追いかけ、時と場合には毎日でも来て貰って、メインテナンスをしていきます。
何をするか、歯肉のメインテナンスと咬合調整と+αです。
意地悪せずに、話しましょうか。
伊藤超短波の超音波発生装置で、当該部位に当て続けるんです。
これは朝日大や明海大から論文が出ています。
私は、論文を直ぐに出したかったんですが、メーカー側の主任に頼まれて伏せていました。
大学が準備しているんで、待って欲しいとお願いされて、まあ別に論文にする内容には事欠かないので、一つ位はいいやで、静かにしていました。
今はもう出て、某有名スタディクラブがご執心だそうですから、あと少しでもっと情報が出るかも知れません。
そろそろ良いかなで、今回、初期からのヘビーユーザーである私も情報開示しました。
このように、私は世界中からこれはと言うものを厳選して自院で用いています。
その為にも海外の学会詣では欠かせないのです。
でも何にでも飛び付いている訳ではありませんよ。
これだけは言っときますが、某DRのサイナスの中を水風船?で膨らませる方法は、始めからナンセンスで取り入れていません。
理由は皆さんで考えて下さい。
私自身は、向こうの学会で色々聴いて、理想論的過ぎて多分狙い通りには行かないだろうな、と考えて入れてません。
海外の先進的な技術の何でも飛びつく訳でもないんです。
端的な例がALL-ON-4でしょうか。
危険ですから、止めた方が良いですよ。
やってるDRの鼻息が荒いのも気に成るし。
たいていこう言う場合、2年しないで小さく成ってしまいますからね。
さて、私の預言は当たるでしょうか?

ですから、現在は即時荷重しましょうと言われても、逃げた方が良いと思います。
ノウハウが無い所では危険でしょうから。
まだまだ、沢山あるんです、ノウハウ。
この頃は、どうも本当にあいつは出来てるらしいと言う事で、静観されてる方が増えましたね。
でも幾ら待っても、肝の部分は開示出来ませんので、悪しからずご了承下さい。
患者さんを守る為、そしてDR達に嫌な経験をさせない為です。
どうかご理解下さい。
マンツーマンでハンズオンで教えないと、まず出来るようには成らないでしょうから。
チョット自慢、私自身はDRラムに啓示されただけで、出来る様になり、その後彼のオフィスでハンズオンをして頂いて現在に到ってます。
サンフランシスコのIDEAです。
調べれば出て来ますから、真剣に出来る様に成りたいDRの方は、受講をお勧めします。



インプラントで納得出来る為には、・・・

2007年03月04日 | Weblog
真っ当に勉強して知識を収集して、自分で納得する事ですね。
今はネットもありますし、本もあります。
誰かに聞いて知りたい事を知ろうと思っても、例えばそのDRは自分が不利に成る情報には否定的でしょうから、当てには成りません。
我々専門家のレベルの差にも、かなりの差がありますから、知識、経験の差は如何ともし難いでしょう。

それに私自身は、全ての患者さんが最先端で最善な治療を望んでいるとは考えていません。
ですから、そこそこでも良いんじゃないですか?が、私の意見です。

でも私自身は、世界最先端最善の最小限侵襲外科治療のインプラントを指向しています。
それで、どれ位まで患者さんを救えるか?が、私のテーマです。
ですから、そう言う治療を望まれる方を、優先的にお迎えしたいと考えています。

何処でも誰にでも、大変な治療、長期間の治療を勧められた患者さんに、いつも話させて頂いているような、1回限りで全部終わらせられる治療、を目指しています。

でも全員がこう言う治療でなくても良いとも考えています。

ある意味患者さんとしてもプロの苦労をされている方の方が有り難い位です。
でないと、私の治療の有難みが身に染みて感じて頂けないからです。

そう言う意味合いから、何となくインプラントな患者さんは苦手です。
したいんだけど、どうしようかな。
怖いし、腫れるの嫌だし、痛いのはもっと嫌だし。
でも、歯が欲しいし。
こう言う方です。
困りますね。

私は正直だから、麻酔切れたら痛むかもしれませんし、腫れや痛みも2日間は不明です、と正確過ぎる位説明しちゃいます。
それでも他所でやるよりも、不快症状は小さい筈ですよ、と言ってもマイナスイメージを払拭するのは大変です。
本音で言えば、私はどんな大きいオペをしても、必ず、翌日に平気で患者さんと顔を合わせられる超低侵襲のオペをしている自信がありますので、そうしています。
ネット等で良く見れば、これが如何に凄いレベルを自負しているかの証明であると、理解出来る筈です。

サイナスオペをしようが、逃げなくて平気です。
いつも此処で話している超最先端のオペしてても、全く同様です。

私は超名人の整形外科医である父の教え、と言うか戒め、自分がオペした患者さんの容態は、必ず翌日お会いして確認しろ、を厳守しています。
これを守り続けて来た結果、現在があるんです。
逃げてて来週とか2週間後では、自分のオペの治り方を正確に把握出来ませんでしょうから。
電話やメールじゃ分かりゃしません。

このように、私が提供している情報は、自身で経験し確認したものです。
真に迫っているのが、分かる方には分かる筈です。
その為、専門家の読者が非常に多いようです。

私自身もそれを狙っています。
専門家向けにこそ、臨床に基いた情報を流し、本物の臨床家を育成出来ればと考えています。

悪い事は言いません。
オペ翌日にチャンと会ってくれるDRを探して下さい。
それだけでも、本物が見付けられます。
何故なら、影で彼らは、腫れて大変な時期の患者になんか会わない方が、互いの精神衛生上良いんだよと嘯いているんですから。
優しい言葉の裏の真実、眼を覚まして下さい。

そして、専門家よ、平気でオペ翌日に会える腕を獲得出来る様に精進せよ。
傷口が安定するまで油断する無かれ。

今日の日記、かなり危ないですね。
クレーム等はコメントでお待ちしています。
私は、お受けしますよ。

即時荷重を安請け合いするDRにはご用心

2007年03月02日 | Weblog
相談に来られる患者さんが、本当に多い。
しかも、まともなのが殆どない。
前のDRのお話を聞くと自信満々でALL-ON-4で行きましょうと説明していたそうだが、CTも採っていないで良くそう言うことが言えたものである。
3DXで見てて何処にそんな骨があるのかいな?であったからである。
確かに、ALL-ON-4は即時負荷を謳い、大宣伝し、リスボンのマロクリニックまで通う邦人DRが後を絶たないそうだ。
即時荷重、即時負荷は現在トレンドだし、自分が世界最先端を行っていると言う、自尊心を満足させてくれるであろう。が、
適応症を見極める事もせずに、出来ますと言うのは間違っているだろう。
せめてCTを撮影するなりして、それで判断して欲しいものである。
このように即時荷重や即時負荷を、何か一つのブランドのように考えて、自身を世界でも凄いDRだと言うイメージ戦略に使う事は、止めて頂きたい。
真面目にやっているこちらまで、同じ穴のムジナに見られるからだ。
残念ながら、まだまだ時間が足らず、患者さんは真贋の区別が付かない。
本気で即時荷重や即時負荷に取り組むなら、必ずCTを見たくなる筈である。
私自身何度も指摘して来ているが、これからはマイクロCTを使えるDRとそうでないDRとで、完全に差が付いてしまうであろう。
その差を患者さんが知ったら、必ずCTを常備している所に行ってしまうであろう。
それ位凄いものである。
はっきり言って持てば分かる。
そう言う努力もせずに、安易に即時荷重や即時負荷を言うのは止めて欲しい。
簡単そうに見えて、実は物凄く奥が深いからだ。
これだけ即時荷重出来ますよと、言い続けられているDRが果たして何人いるのか?
時間経過で見て、探せば一発だ。

即時荷重の基準を示したからと言って、即出来る訳ではない!

2007年03月01日 | Weblog
今日は即時荷重の話をたっぷりしましょう。
タイトルに書いたように、ストローマンインプラントの直径4.1mmのスタンダード以上のもので12mmの以上のものが植立トルクが35N以上が達成されペリオテスト値が+5を切る、即ち+5~-8までなら、基本的には即時荷重出来ます。
但し、それではまだ足りません。
即時荷重で無事治癒していくメカニズムは、骨を知らないといけないのです。

まず、オペ時に得られた植立トルク35Nとペリオテストのデータは、追い掛けて行かなければそのままではありません。
骨はオペ時から、順次インプラント周囲のものが解けていき3週間までは、データが悪くなるのです。
しかし、勿論体には治そうと言う力がありますから、骨が溶けていくのとは別に、新しい細胞がくっ付き始めて、安定していきます。
溶けていく骨と新しく造成していく骨のバランスで一番安定が悪くなるのが、3週間後なのだと言う事を,良く理解して置く必要があります。
でないと、患者さんはオペをしてから3週間もするとオペ時の用心する気持ちも緩み、又傷口も殆ど癒えて、危ない事をしてしまいかねないからです。
極論ですが、オペ直後なら咬んでなんともなくても、3週間後は危ないと言う事です。
此処に即時荷重の落とし穴があります。
患者さんは、もうなんともないし、大丈夫だからで余り用心せずに咬み始めてしまう。

しかし、インプラントの怖い所は、一瞬でもぐらつかせる力が加わると、もう全てが0に成ってしまうと言う事です。
いや、0ならまだ良いかもしれません残念ながらマイナスに成ってしまう事も、起きかねないのです。
しかも、一瞬でもぐらつかせてしまったら、幾ら待ってても中々もう一度くっ付くと言う事は起きません。

まさしく、注意一秒怪我一生なんです。
此処が非常に即時荷重の怖い所です。
この事をを良く理解させて、患者さん自身が用心しないと、後からこんな筈じゃなかったのにになりかねません。

インプラントはキチンと骨とくっ付けば、まずそうそうな事では壊れません。
学問的には、被せ物をして1年間は用心しろと言うのは、その期間が骨が落ち着くのに必要な期間だからです。
骨とインプラントの結合、オッセオインテグレーションはかなり強固に得られます。
しかし、万能ではないのです。

人間の歯が生えてキチンと咬める様になるまで、やはり時間が掛かった筈です。
それを大人に成ってしまうと、忘れてしまうのです。
インプラントも全く同様です。
新しく得られても本当に体に馴染むには、やはり時間が必要であると言う事なのです。

性急に咬む事で、全てをオジャンにしない為に、我慢すべき時には我慢しましょう。
本来なら、インプラント植立だけしか出来ない筈で、仮にでも歯がある事でそれは生えたての歯だと理解して下さい。

即時荷重は非常に繊細で、難しいものとご理解頂きたいと思います。