啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

ヤツデの花

2010-12-06 08:08:20 | 山野草

花や実がなっていると、何でも撮ってしまう。その癖に、早春の花、ホトケノザがお花畑状態になっていても気持ちを抑えて無視しようとしてしまう。

「ヤツデ」 この木は自然に生えているものではなく、庭木などで植えられているものと思っていた。山野を歩くようになっても、姿を見るのは民家のある近くが多い。里山を歩きながら方向などに自信のないとき、このヤツデやモウソウ竹があると人家が近いと安心する。

城山団地西から高崎と吉井町を結ぶ県道(通称=中山峠)と交差するまでの快適な樹林。県道方面に下る急坂の脇に咲き始めていた。木の高さが私の身長と同じくらいの位置にあり、撮りやすかったのでシャッターを押した。この辺は「花いかだ」など樹の種類が多いような気がする。急な階段の脇だけに、昔の住居跡で無いのは確実。植えられたものではなく自生しているが、近所の住宅から種が運ばれたものか、昔から自生しているものかはわからない。

図鑑で調べていたら面白いことが書いてあった。葉の形が手を開いたような形で、8つに葉先が裂けているのでこの名が付いていると思っていた。ところが葉の先の分裂は「7枚か9枚の奇数」で、8裂では無いのだと言う。今日にでも確認してこよう。葉を乾燥して生薬として利用される。痰の除去などに使われるが、撮りすぎると毒になってしまい、殺虫剤などに使われたこともあったという。
コメント
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