
庭の植え込みに、私の一番好きな花のひとつヤマシャクヤクの新芽が出ていた。もうすぐ、山野草のシーズンと心待ちにしている。藤岡市南部の庚申山総合公園の一角。落ち葉に埋まった湿地に元気な緑を見つけた。
「トクサ」と言う名であることは知っていた。当家の庭にもあるし、カミさんのすなる生け花で引き立て役を果たす植物であることも・・。ただし、この写真を撮ろうとする瞬間まで、殆ど興味を持ったことは無かった。
手持ちの図鑑を調べてみたが載っていない。ネットで調べると色々な情報があった。驚いたことに、この植物は“シダ”の仲間。生け花だけではなく、漢方薬として充血や涙目などに使われること。名前が示しているように、「砥石」と同じように使われることなど知った。木工品を磨く時、木管楽器のリード(振動版)を磨く時などにも使われるそうだ。
何とはなしに“どんな花”をつけるのだろうかと思って調べてみた。ネット画像で見ただけだが、驚くなかれ?“土筆(ツクシ)”とほぼ同じ。ツクシを大きくしたようなものだった。もちろん、花(種子)ではなく胞子で増殖を図るのだろう。今度、ツクシと比べてみよう。