
雑草の芽生えが始まり、花芽が少しずつ膨らみだした。春が近付いている。観音山丘陵の南、根小屋城址で「アセビ」が咲き始めていた。高崎自然歩道の山名八幡宮ー根小屋城址間。アセビの木は多いが、蕾は膨らんでいるものの、花が咲いているのは見かけなかった。日当りが良いとは思えないが、戦国時代初期の城跡でここだけ一足早く咲いていた。
アセビはツツジ科の常緑低木。「馬酔木」と書くが、調べてみるとグラカノトキシンなどの毒素をもち、馬が食べると酔ったように苦しむことからこの名が付いたという。葉や花、樹皮など全草に毒素があるそうで、草食動物が食べないことから、自然の農薬としての活用を期待されているようだ。葉を煎じて殺虫剤として使われると言う。
伊藤左千夫の歌集「馬酔木(あしび)」も知られている。中味は良く知らない。飲み屋さんから、趣味のグループの名前など、色々と使いやすい名前のような気がすが・・???