
今までというか退職後、山を歩く時は半分以上が低山を1人で歩くと言うパターンだった。休日などにジイバアが孫を連れて山を歩く姿を見て“早く大きくなれ”と思っていた。何と嬉しいことかこの願望が、昨日実現してしまった。小学2年生と4歳の孫と家族全員で、赤城の「長七郎山」をハイキングしたのだ。
2年生になったばかりのUちゃんは私より元気。急な下りのバランスのとり方もよい。ジイバアに手を引かれながらのZ君も一度も背負われることなく完歩。まだ枯れたままの林は残念だったが、啄木鳥のドラミングに姿を探したり、谷川岳など遠方の雪景色を眺めたり新鮮な初体験となったはず。途中、吹き溜まりに残った雪で遊んだり、Uちゃんが自分で作ったオムスビでのお昼など楽しかった。また、別の山を歩く機会が楽しみだ。
「長七郎山」(1579M)は赤城連山の一角を占める。火山湖「小沼」の北に緩やかな尾根を連ねている。標高は高いが、小沼まで車で行け短時間の登りで山頂に立てる。昨日も何組ものチビちゃん連れを見かけたが、小学生低学年のハイキングや自然観察には良い場所だろう。
「ヤマツツジ」が里では咲いている。山桜の名所のひとつ榛名山の“つつじ平”から二ツ岳(雌岳)を歩いた時に思ったが“今年は花(蕾)の付き方が少ない”のでは??竹沼や高崎自然歩道など里山でひと足早く咲きだしたヤマツツジを見て、予想通りになりつつあると心配している。温度差が激しく遅霜などあった春の天気が影響したのか?
「ヤマツツジ」を調べて見るとツツジ科ツツジ属の“半落葉低木”と聞きなれない説明。春葉と夏葉の区別があり、春に出る葉は秋までに落葉し、夏に芽生える葉の一部が冬を越すことから半落葉とされている。アカヤシオツツジ、ミツバツツジの季節が終わった後、レンゲツツジよりひと足早く咲く。赤い花はツツジでは地味だが、日当りの良い林の縁や林道脇などで楽しませてくれる。丘状の台地に群生していることもあり、花が咲き揃うと見事な景観を演出する。写真は三名湖で。
