啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「モズ」

2014-10-15 11:13:26 | 野鳥
「モズ」 (百舌)
 昨日は、台風一過で関東は夏日、北海道では雪の日本列島。今朝の竹沼では、キツツキのドラミング。足を止め、しばし聞き入る。周囲4.5km。誰にも会わない散歩でした。
 数日前、「花ばかりでなく、鳥でも撮ってみたら?」と息子。ブログのタイトルが啄木鳥なのに、肝心の野鳥はカメラにおさめられない。「今日は何だかボーッとして・・・。ほら、リンゴの枝に止まっているスズメに話しかけたりして・・さっ!」と私。「ありゃ~、スズメじゃねえよ。モズだよ。」(大爆笑)確かに、スズメにしては大きいし、鋭いくちばし。リビングから窓にそ~と近づいて撮った一枚。単純にも、モッ君とニックネームをつけた。
モッ君は、自分のテリトリーを示すためか、キィーキィーと高鳴きをし、さかんに尾羽を振っている。目があい、私も手を振ってみた。ぜ~んぜん無視。漢字では「百舌」と書くように、他の鳥の声をまねることがあるという。モズは食肉性の鳥で、鋭い曲がった嘴をもっている。時々、木の枝に「はやにえ」を発見する。バッタやカエル、時にはトカゲなどを捕まえ、刺しておくのだ。その意味には、縄張り説、貯蔵説など諸説あるらしい。可愛い顔して案外獰猛だ。バッタもカエルも、おちおちしてはいられない。人間にとって、おちおちしていられないのは、やっぱり人間かも。百の舌、いや、もっと多くの舌を持って、堂々と、しかも、まことしやかに嘘をつくのだから。
コメント (2)
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