啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「キバナアキギリ」

2014-10-18 10:51:27 | 山野草
「キバナアキギリ」 (黄花秋桐) シソ科
 連日、さわやかな秋晴れの良い天気。しかし、一日の気温差が10℃。空気も乾燥して、朝晩の冷え込みで、恒例の風邪もひきそう。秋がどんどん深まっていく。
 キバナアキギリは、草丈約30cmの多年草。本州、四国に分布し、山地の木陰、林のヘリなどに生育。どちらかというと、群れて咲いている印象。花期も長く、8月〜10月あたりまで。花は3cm位で、シソ科の特徴である唇形の姿が美しい。「キリ」は花の形が樹木の桐を思わせることからついた名であり、「アキ」は秋の花をつけるという意味のようだ。
 夫が、ブログをする時は、当家にある山野草は、ほとんどアップしてくれない。わざわざ山に行って撮ってくるのだ。「庭に咲いているのもたまには紹介してよ」とお願いしても、山に咲いているのとは風情が違うと言って取り合ってくれなかった。実際、山(ハイキング程度)を訪れる度に、その意味を理解した。自然の植物は、そこで生きている美しさと力強さであふれているのだ。可愛い山野草を見つけると心が揺れる。
 なお、アキギリはコトジソウ(琴柱草)とも呼ばれ、葉の形が、琴の弦を支える琴柱に似ていることからの名である、と図鑑には記してあった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする