啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「スカシタゴボウ」

2014-10-23 09:14:15 | 山野草
「スカシタゴボウ」 (透田牛蒡) アブラナ科
 本日は、二十四節気の一つである霜降。昨日から今朝にかけ冷たい雨が降っている。12月上旬の気温という。道理で、さむっ!
 田の畦や道端で、花の付き方や形などが、非常によく似た草花を見かけることがある。散歩中で、気にはかかっているが、つい足が先を急いで、ゆっくり観察することもせず、はっきりしないモヤモヤした気持ちが続いた。植物図鑑で調べてみても、いまひとつわらない。仕方なく、その、気にかかっている草を2種類摘んで比較し、図鑑とにらめっこ。同じような花の色と形、大きさ、葉の付き方など似ている植物は何種類もあるが、よーやく、よーやくわかりました。その名は、スカシタゴボウと ?。(次回をお楽しみに)。胸がスーッとおさまった。
 スカシタゴボウとは興味深い名である。花期は4月〜10月と長い。中形の2年草。タゴボウ(チョウジタデ)に似ているという。葉はギザギザがあり、結構深い切れ込み。果実はコロコロした円柱形。長さは1cm位の短角果。この時期は、花より小さな果実がバラバラ横に広がり可愛らしい。雑草で、目にも止まらないような、野に咲いている地味な花でも、2~3本摘んで、小さな花入れにさしておくと、結構愛らしい。
コメント
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