啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「紫色の実」

2017-10-29 21:07:50 | 庭の花木
「ムラサキシキブ」の実   クマツヅラ科
 今月、最後の日曜日。また、雨、二週連続の台風。各地で浸水、がけ崩れの被害。映像で見る限り、現地は、がれきの山、高波被害に各地の景色が一変。数メートルに及ぶ高波を、想像するだけで恐ろしい。台風の風も吹き荒れ、政治の風も吹き荒れて・・。
 新潟のIさん、そして義弟からも、”新之助”が届いた。本当に、ほんとうに美味しい新米。ツヤツヤ、もちもち、かみごたえ、甘さなど抜群!漢字で、八十八と書く米。植え付けしてから、収穫するまでその手間は、八十八日どころではないだろう。農家の人の愛情なくして、おいしいお米はできない。連日の雨模様で、この辺りでは、なかなか稲刈りが進まなかったが、ようやくコンバインの音が聞こえるようになった。
 秋といえば果実。なんだか、秋らしいさわやかな日に恵まれないが、それでも草花は正直で、この時期になると、草や木に、様々な色とりどりの実をつけている。本日は、ムラサキシキブの実。花は、6月頃に淡いピンク色の小花をたくさんつける。花もそれなりにかわいらしいが、鮮やかな紫色の果実は特別。光沢ある小さな実を、葉の付け根あたりから、びっしりつける。細い枝は、その重みで、折れてしまうのではないか、と心配になるほどだ。上品な色は、その美しさから、源氏物語の作者「紫式部」から名付けられたともいわれる。
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