
「ヤマボウシの果実」 ミズキ科
6月頃、4枚の大きく清楚な白い花を咲かせていたヤマボウシ。果実は、9月頃から色づき始め、今では完熟。触れてみれば、ぷくぷく柔らかで、まるでゴムまりのよう。口に含めば、ほんのり甘い。積極的に食べたい、というほどでもないが、みていると、一粒もいで味見をしたい衝動にかられる。ジャムに加工されるようだが、それはまだ食べた経験がない。
樹高は、3メートル~15メートルにもなるらしい。当家にも1本あるが、あまりに高くなると手におえないので、剪定する季節に関わらず、自身でどんどん丈を詰めてしまう。従って、花も少なく、実も極めて少ない。
個体は、道路脇の人家の垣。自動車なら気がつかなく、素通りしてしまう生け垣でも、自分の足で歩けば、以外なものを発見する。それもまた、散歩の楽しみとなっている。