啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「森の呼吸  2」

2019-08-26 10:16:04 | その他
 「フシグロセンノウ」  ナデシコ科
 どこからともなく野鳥のさえずり。ジュリ、ジュリリ、ピピロピー・・こんな声だったか、怪しいのだけれど・・。あれは、エナガ  あれはホオジロ、空を仰げば、お~トンビだぁ~。エナガは、ちょこちょこ落ち着きなく動き回る。白っぽい小さな鳥で、長い尾羽が可愛い。ホオジロもエナガに負けず、枝から枝へと餌をとるのに余念がない。と、目の前を、スーッとガビ鳥が。そのうち、大音量でさえずる。目のまわりが白く、眉の後ろにラインを引いたように白く線が延びているので、すぐにわかる。そのうち、ポッポッポーと鳩も。森は野鳥たちの大合唱!
 フシグロセンノウ(節黒仙翁)は、茎の節が太く、その部分が黒いのでフシグロの名。センノウは、古くは、京都、嵯峨の仙翁寺に多くあった、と図鑑に記されてあった。目にあざやかな野の花。夏の終りの森の中で、深いオレンジの花。ハッとさせられる美しさ。



 「マツムシソウ」 マツムシソウ科
 淡い青紫の花の色。昆虫のマツムシが、鳴く頃に咲くところからの命名、との説と、花のあとに残る花托の形が”松虫鉦”に似ているという説もあるようだ。”松虫鉦”の名は、個人的に馴染みのない名で、仏事に使った、たたき鉦のことと記されていたが・・・。たぶん見た事があると思うが、意識して見ていないので、実際のところは説明がよく出来ない。ということで、スズムシの説に手をあげよう。
コメント
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