啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「再び」

2021-12-12 14:59:58 | 庭の花木
「白侘助椿」
 ギターはすでに封印したはずなのに、「ギター持っているでしょ?見せてよ」と言われ、二度と弾かないと思っていたので、押し入れの奥にしまったままの、少し埃っぽいMorrisのギター。せっかく出したのだから・・・と、コードでも弾いてみようか・・・。カポタスト、ピック、弦などグッズを入れた小袋の中には、何とチューニングするためのチューナーがない。自分の耳と音を頼りにチューニングすることは、実際なかなか難しい。チューナーさえあれば簡単に、しかも正確にチューニングできるので重宝していたのだが。しかし、気が付いた!見つかったところで、コードの押さえ方、完全に忘れてしまっている。
 ギターに初めて触れたのは学生時代。サークルでC&Wに入部し、それまで聴いたことのない音楽との出会いがあり、今も当時のノートを見れば、沢山の名曲がページいっぱい綴られている。半世紀も長く、よくぞ残しておいたものだとやや呆れもするが、音楽はその当時の香りを伝え、長い時空を超えてよみがえる。「持っているんだから、愉しみなさいよ」と言われる予感。
 清楚な白侘助椿。11月ころから咲き始めるので、茶花として炉の季節にはぴったりの花。花びらは全開しないで、筒形に咲く。一輪また一輪と小さな花びらがほころび、上品な香りとともに生命の息吹を感じさせる。
コメント
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