啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「星に願いを」

2021-12-15 18:37:30 | 庭の花木
「寒菊」
 静まりかえったしじまの夜空に、突然一筋の明るい光。「あ~!」と言っている瞬間に、それは闇夜のヴェールに消えてしまった。ふたご座流星群の流れ星だ。空気が澄んで、さんざめく満点の星空。「あれはスバル、あっちはカシオペア、オリオンも綺麗だね」と言いながら、明るく冴えた月を少し恨み、しばらく夜空を見上げる。流れ星は一方向からではなく、いろいろな方向から流れ、およそ1時間に5個もみられた。外気はかなり寒く、防寒着をフル装備し、神秘的な夜空をじっと見ていると、この一瞬というかけがえのないものに気づき、心に幸福感が広がる。古代の人たちも同じ星座を見ていたに違いなく、ギリシャ神話と星座はロマンティックな物語となり、今なお私たちを別の世界へと誘ってくれる。
 夢を見ました。
 全てのものがゆっくり休息している闇夜、聞こえてくるのは、心地よいリズムの川のせせらぎ。
星々はきらめき、艶めいている。遠くの彼方から聴こえてくるのは、「スターダスト」。その音色は心を酔わせ、私を魔法にかけてしまった。音楽は見えないけれど、心でみることが出来る。うっつら、うっつらしている間に朝。残念ながら、夢から目覚めカーテンを開けると、あたり一面の霜。朝の光を受け、美しい冬の景色だ。
 寒菊は秋菊より遅く、開花は12月~1月にかけて咲く。霜に強いといわれるが、寒すぎても育てるには難しい。色は黄色で、花も葉も小さい。寒菊を欲しいと願っていたら、その思いが叶い、一鉢頂いた。
コメント
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