啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「榛名 鬢櫛山 ・ ニリンソウ」

2023-04-09 17:44:05 | 登山
 頭から脳みそが出るんじゃないか?と思うほど、夢中で木をたたいているキツツキ。森はようやく目覚めようとしている静寂の中、その音はあまりに大きく鈍い。その啄木鳥の歓迎を受け、登山口を出発。歩くこと、およそ20分で尾根。右に行けば烏帽子岳、左は鬢櫛山の標識。鬢櫛山の標識は烏帽子に比べれば小ぶり。登山者は圧倒的に烏帽子が多く、自身も昨年登った。縦走することは、勿論可能だ。
 鬢櫛山は、1350m。岩もなく、根っこも少なく、いつもの山登りを考えると、ちょっと拍子抜けしてしまう。ゆっくり歩を進めると、野鳥の可愛らしいさえずりに足を止める。すると、突然目の前に2羽の鳥。シジュウカラに似て頬が白いが、羽が茶色。身体はスマート。一見ヤマガラのように見えるが、どこか違うような、同じのような・・。2羽はとてもラブラブで、様々な表情を見せてくれるので、見ていて飽きない。いつも、登ることに懸命になっていたが、こんな山歩きも楽しい。
 アップダウンを繰り返しながら山頂到着。展望はあまり良くなく、特徴の少ない山だが、あえて言うなら、山頂に祠がない。単調で祠がない山は珍しく、それが記憶に残りそうだ。山はまだ花はなく、写真も撮れないので、さっさと登ってしまったが、ランチタイムハイキングにはおすすめです。何といっても、山でのランチは美味しい空気がご馳走だから。

 ニリンソウはキンポウゲ科。代表的な春の花で、山地のやや湿ったところに群れて咲く。通常2個の花を、順番に咲かすので、その名がついた。五弁の白い花は可憐で、美しさは格別。
 昨年いただいたものは全滅。今年も頂戴したのだが、鉢と地植えの2つに分けて植えたけれど、生育させる自信が全くない。お花にはかわいそうな思いをさせてしまう。
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